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10年、20年後に必ず「やっててよかった」と思う足トレ。“靴を履くだけ”でできる

こんにちは、シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)です。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。 最近、「足トレ」「アシトレ」という言葉をよく聞くようになりました。ここで言う「足トレ=足トレーニング」とは、スクワットなどの筋トレではなく、足の裏をフル活用して踏ん張って鍛えることです。「本当に必要か?」と問われれば、個人的には「YES」です。ただしここにもブラック寄りのグレーゾーンがあるので注意が必要。今日は個人的に正しい「足トレ」に効く靴や方法と、注意事項も書いていきます。

裸足に近づけるなら「ベアフットシューズ」

スニーカーなど過剰なクッションに足が守られすぎると、足裏の筋肉はどんどん怠けます。ただでさえ加齢に伴い足裏の筋肉は衰えるので、シンプルに踏ん張れなくなります。踏ん張れないと当然「立ってて辛い」「長く歩けない」「パワーが出ない」に直結します。一番手っ取り早いのが「はだし」で歩くことなのですが、非現実的です。ワラジや下駄、ビーサンも足の裏を鍛えるのには最高ですが、いきなりビーサンで出社するのも問題でしょう。 ドクターはよく「タオルギャザー運動」(タオルを足の指でたぐりよせる運動)を勧めますが、個人的には「やらないよりはマシ」くらいに考えています。そもそも一日でそんな悠長な時間がない方の方が多いはず。わざわざ特殊な運動をしなくても、歩けばいいんです。裸足に限りなく近づけるのが「べアフットシューズ」。スニーカーからビジネスタイプまで、価格もさまざまなものがあるので、使わない手はありません。個人的に愛用しているのがこちらの3足。
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筆者私物

まずは、アルトラ「ローンピーク9+ワイド」(2万3650円)。まる1年以上履き続けていますが、タフなのに足裏の筋肉はガンガン使います。あまりに頻繁に履くので、オリジナルの紐を外してサロモンの「クイックレース」に取り換えています。3秒で脱着可能。このモデルではなくても、アルトラの製品なら薄底から厚底まで、どれを選んでもOK。「足トレ」には靴底の薄さを求められがちですが、個人的にはそこまで薄さに挑戦しなくても良いと思います。シンプルに中年のヒザに響きますので。
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筆者私物

4.5㎝の厚底のアルトラ「フォワードエクスペリエンス」(現在は廃番)は、ここまで底が厚いと、厳密には「ベアフットシューズ」とは呼ばないかもしれませんが、指先が全開に使えるので十分効果はあります。このモデルは去年1年間でもっとも履きました。薄底ほど足の裏を酷使するわけではありませんが、それでも踏ん張りは圧倒的に効きます。足の力がダイレクトに地面に伝わります。仕事で20キロほどのトランクを片手で持って駅の階段を上り下りすることが多いのですが、安心感がまったく違います。とはいえ、アルトラは去年から人気が爆発し、入手がなかなか難しいのが事実。
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筆者私物

一番お手頃な価格で、行けばいつでも買えるのがワークマン「BMZアシトレウォーキング」(3900円)です。デザインの好みはわかれるところですが、足の裏を使う機能ならアルトラに負けていません。こちらはほどよい薄底なので、カジュアルに使うよりは運動に割り切ってジムやウォーキングで使うのが良いと思います。靴の設計自体は3000円台とは思えない、極めて優秀なつくりです。
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「アシトレ」インソールに意味はない
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イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます『シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ』。著書『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた

予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた 予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』(扶桑社)

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