更新日:2026年06月27日 08:15
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世界を翻弄するトランプ発言 イラン攻撃でも辻褄が合う驚愕シナリオとは/倉山満

 トランプ米大統領の朝令暮改に世界が振り回されている。  一時はイランの発電所攻撃さえ示唆して脅迫しつつ、直後に「イランの方がディールを求めている」と攻撃延期を表明ーーその一貫性を欠く言動が原油相場や株価を乱高下させ、国際社会は固唾をのむ。国際社会が「予測不能」と評する中、憲政史研究家・倉山満氏は「本当にブレているのか」を冷静に検証する(以下、憲政史研究家、倉山満氏による寄稿)。
日米首脳会談での高市早苗首相とドナルド・トランプ米大統領

対イランを巡るトランプ氏の発言は、日本に対しても二転三転。ホルムズ海峡の平和に関する協力要請も、後に「必要ない」と訂正。その朝令暮改ぶりが世界を翻弄している 写真/時事通信社

トランプの発言は本当にブレているのか

 先が見えないアメリカとイスラエルのイラン攻撃。そして毎日のように変わるドナルド・トランプ米国大統領の発言に世界中が振り回されている。ブレブレと評される。  では、本当にブレているのだろうか。検証した人はいるのだろうか。そう考え、私が理事長兼所長を務める救国シンクタンクでは調査してみることにした。本稿は、その途中経過の発表である。  アメリカは昨年、12日間戦争でイスラエルとともにイランを攻撃した。その後もイランと核放棄をめぐる交渉を続けてきた。  そんな2月13日、トランプは空母打撃軍派遣とともに、「体制転換が起きれば最善」と発言した。19日には、「次の10日が節目」と脅迫。  本気で戦争をする気かとの不安が高まる中、ケイン統合参謀本部議長がトランプに対し、「イランへの軍事作戦は紛争長期化など重大なリスクを伴うと助言した」と報じられた。これをトランプは全面否定。 27日、トランプはイランの姿勢に不満を示すも、軍事行動は最終決定していないと発言。その直後に攻撃承認(と後日判明)。 28日にイスラエルに続く形で攻撃開始。初動でイラン最高指導者のハメネイ師を殺害。「武器を捨てろ、さもなければ確実な死に直面する」と脅迫しつつ、イラン国民に決起をうながすメッセージを発している。

朝令暮改は日本に対しても「日本はNATOとは違う」


憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。トランプ再来で揺れる世界を見通すための新章を追加したベストセラー『増補版 嘘だらけの日米近現代史』(扶桑社新書)が発売中

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