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2014年の日経平均は1万8295円を目指す

1万604円で始まった’13年の株式市場は1年で約50%という大幅上昇をした。’14年も歴史的上昇が続くのか、人気アナリストに新年相場を予想してもらった。また、それぞれ挙げてもらった勝負の1銘柄も見逃せない! ⇒【前回】「消費税増税が勝負、2014年アベノミクス銘柄」
https://nikkan-spa.jp/566318
◆’07年2月の高値も奪還する期待
アベノミクス

アナリスト23人のアンケート結果

’14年の日経平均の高値と安値をこれまでと今回紹介するアナリスト23人に予想してもらったところ、高値平均は1万8295円、安値平均は1万3508円だった。最も高値を予想したのは、ストックウェザー「兜町カタリスト」編集長の櫻井英明氏(※参照 https://nikkan-spa.jp/566317)の2万4000円。 「日経平均採用銘柄の’13年3月末のEPS(1株あたり利益)は600円で、日経平均株価は1万2000円でした。’14年3月にはEPS1200円も望めるので2万4000円と予想します」  株式アナリストの宇野沢茂樹氏やフィスコのアナリスト・田代昌之氏は、「リーマンショック前の高値1万8300円が節目になる」と口を揃える。これは’07年2月につけており、奇しくも第一次安倍内閣の高値でもある。  ちなみに、’14年は午年。「マーケットには『午、尻下がり』という格言があり、干支別騰落率で見ると最もパフォーマンスが悪い」(株式キャスターの岡村友哉氏)というのは若干気になるが、「円安効果で企業業績の増額修正が2月あたりから前倒しで出始め、NISA開始で低位株が人気化し全体が底上げされ、日経平均は’07年2月高値の1万8300円を超えて一段高」(株式ジャーナリスト・竹中博文氏)が期待できそう。’14年も楽しみなアベノミクス相場が続きそうだ。 ◆2014年勝負の1銘柄 ●宇野沢茂樹(株式アナリスト) 【銘柄】関西電力(9503)現在株価 1166円 目標株価 1650円 電気料金値上げと経営効率化を背景に業績が急改善。復配も視野に入る ●田代昌之(フィスコ・アナリスト) 【銘柄】商船三井(9104)現在株価 442円 目標株価 800円 脱原発とでLNG需要は拡大の一途。LNG船の需要拡大などを享受できる ●和島英樹(ラジオNIKKEI記者) 【銘柄】タカラバイオ(4974)現在株価 2054円 目標株価 3500円 遺伝子治療や免疫細胞療法を前進させる法律が’13年に通過し同社に追い風 ●中原圭介(エコノミスト) 【銘柄】P&PHD(6068)現在株価 310円 目標株価 500円 M&Aに積極的。会社計画では’17年までに売上高2倍、経常利益5倍を目指す ●竹田嘉文(株式ジャーナリスト) 【銘柄】ツガミ(6101)現在株価 601円 目標株価 1000円 出遅れ中型株として工作機械&アップル関連の同社株に期待したい ●川口一晃(株式アナリスト) 【銘柄】三菱東京UFJFG(8306)現在株価 660円 目標株価 1200円 金融緩和が続いていることに加え、企業の設備投資も増加が見込める。円安メリットも ●戸松信博(グローバルリンクアドバイザーズ) 【銘柄】サンウッド(8903)現在株価 618円 目標株価 1700円 市況が活気づくと一気に吹き上げる傾向あり。異次元金融緩和は不動産市況を刺激 ※株価などのデータは’13年12月19日終値時点のデータ 取材・文/アベノミクス相場取材班 図版/エフスタイル 写真/時事通信社 ― 2014年[アベノミクス]相場を大予測【3】 ―
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