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本体からディスプレイを30m離しても使えるパソコンはアリなのか?

富士通「LIFEBOOK GH77/T」

 富士通から発売中の「LIFEBOOK GH77/T」は、液晶ディスプレイ部分を取り外してタブレットのように利用できるNew Styleパソコン。ディスプレイにバッテリを内蔵し、無線LANをもとにした独自の通信技術を利用することで、本体からディスプレイを取り外してタブレットのように利用できるのがウリだ。取り外せるディスプレイは、15.6型ながら薄さ9.8mmで約980gと軽量。そのため家中どこでも利用できる。しつこいが、これはディスプレイを取り外してタブレットのようにできるパソコンだ。

 見た目はデスクトップPCだが、LIFEBOOKのブランドからわかるように位置づけはノートPC。それでいてタブレットのように利用できる……。こんな変わり種パソコンはどう使えばいいのか? まず、気になるのは本体とディスプレイの通信だろう。そこで、実際にメーカーが使用範囲の最大値とする30mの距離で操作が可能か試してみた。

◆30mも離れると本体ははるか彼方!

本体は見えないが直線で30mの距離では問題なく使用できた

 場所は、今まさにオフィス移転まっ最中の当編集部。段ボール山積みで視界も悪いなか、本体からメジャーで直線距離30mを測った場所まで持ち歩いてみて、十分な操作ができるかを試みる。メーカーによれば、本体が見える範囲でワイヤレスディスプレイの使用範囲は30mということだが、実際30m離れると、小さな本体は山積みの段ボールに関係なく、直線でも見えない。大丈夫だろうか?

 そんな心配をよそに、本体からディスプレイを取り外し、ディスプレイだけで操作をしながら本体から一歩一歩離れてみる。「そんなのできて当たり前!」と思ってはいけない。記者が持ち歩いているのは、CPUもハードディスクも搭載しないディスプレイであって、タブレットではない。すべての処理は本体と通信して行われているのだ。15m、20m、25m、30m! 最大使用範囲の30mに到達しても、顔色一つ変えずに(当たり前だが)、本体にセットしているときと動作に変化はない。もちろんインターネットもできる。

 実はこの「GH77/T」、ディスプレイを本体にセットしているときでもそうでないときでも、常に本体とは無線でつながっているため、分離しようがしまいが使い勝手は同じ。付属のキーボードやマウスもそのまま使え、USBメモリなどの本体に接続した周辺機器も問題なく使える(マウスやキーボードは本体から3m以内を推奨)。これはスゴイことだ。

 しかし、「それなら最初からタブレットでいいのでは?」などと、素直に感動できない人もいるだろう。だが、もうちょっと考えると「GH77/T」が持つ可能性が見えてくる。

◆屋内派はタブレット<取り外せるディスプレイ

 例えば、タブレットに比べて高い処理能力があること。CPUはインテル Core i7 プロセッサーを搭載し、メモリは標準8GB。ハードディスクの容量は約2TBもある。簡単に言うと、タブレットでは難しいような動画処理も楽勝のスペックだということだ。しかも、本体にBlu-ray Discドライブが付いているのでBlu-rayソフトの鑑賞も可能。本体セット時は本体のスピーカーやヘッドホン端子から、セパレートにしたときはディスプレイ部のスピーカーやヘッドホン端子からと、音声出力を自動で切り替えることができるので、リビングでBlu-rayソフトを鑑賞中、途中から寝室に移動して続きをなんてことが、ものすごく簡単にできるのだ。

 当然、画面サイズもタブレットにはない魅力だ。15.6型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、パネルはLEDバックライトのIPS液晶。しかもCPUやハードディスクは本体にあるので約980gと軽い。現在主流のタブレットは10型あたりだが、それよりも大画面を、タブレット感覚でタブレット以上の使い勝手で利用できるわけだ。

 とはいえ、タブレットのように屋外に持ち運ぶことはできない。しかしタブレットを手に入れても、屋外に持ち運ばずに屋内で利用しているだけ、という人も多いのではないだろうか? そんな人は、大画面と処理性能を考えると「GH77/T」のほうがいいだろう。内蔵バッテリで約4時間連続で使えるほか、充電はPC本体にセットすれば自動充電。別売のワイヤレスディスプレイ用ACアダプタを使えば、充電および長時間の連続使用もできるので、本体とディスプレイを別の部屋に置いておくような使い方もOKだ。「GH77/T」使用のイメージは、下記のWEB CMでもわかる。
http://www.youtube.com/watch?v=Gi2HhFeNqk4&feature=youtu.be
 ちなみにWEB CMの美女は、ミスID2015の水野しずで、こんなメイキングも公開されている。人なつっこいシロフクロウ萌えする人もいるだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=Q3GCInYm-ck&feature=youtu.be
◆慣れ親しんだパソコンとしても◎

 もちろんデスクトップPCとしても、普通に利用できる。処理速度に関しては前述のとおりだが、PC本体もW185×D241×H188mmと、それほど場所をとらないコンパクトなサイズで魅力的。本体のHDMI端子を使ってテレビやディスプレイをつなげばデュアルディスプレイ環境でも使えるなど、コンパクトながら拡張性も高い。パソコンとしての基本部分は、しっかりと押さえられているのだ。

 本体にセットして仕事や動画鑑賞をしたり、ときにはディスプレイだけを取り外して別の場所へ持って行き、気分を変えながら仕事や動画鑑賞を続ける。デキることは変わらずに、場所だけを変えることができる。本体を大画面のテレビにつなぎ、操作は離れた場所でディスプレイで行うことで、家族や仲間などの大勢で、旅行などのイベントで撮った写真を眺めたりと、本体とディスプレイがセパレートになるだけで自由度は一気に広がるのだ。コンパクトだけど高性能なだけに、新生活のお供としてはもちろん、デスクトップPCや大型ノートPCからの買い換えにもいい。「LIFEBOOK GH77/T」は、変わり種パソコンではなく実用性の塊なのだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/我妻慶一>

●LIFEBOOK GH77/T 製品情報ページ

●富士通 直販サイト WEB MART

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