早いもので2015年も残すところあと3週間程度。夜の繁華街はすでに忘年会一色となり、どこの飲み屋も一年のうちで一番といっていい賑わいを見せている。 　そんな忘年会シーズンだけに、幹事を頼まれて頭を悩ませた経験が多くの読者にもあるはず。チャッチャとキャパの大きいチェーン系の居酒屋を予約するがカンタンではあるが、それでは忘年会に食傷気味の参加者が、「またココか……」と盛り上がりに欠けてしまうものだ。 　そんな人にオススメなのが冬のBBQだ。冬に屋外でBBQとは、なんとも異様な光景に思えるだろうが、逆に変わり種の忘年会として、ありきたりな忘年会に飽きている人にはウケるだろう。しかもサラリーマンの街・新橋で手軽に楽しめる店があるという。実際どんなものなのか？　記者が忘年会兼合コンを実施してみた。 　店の名は「かき小屋 デジキューBBQガーデン 新橋店」。夏は通常のBBQ場として営業しているそうだが、冬は牡蠣を筆頭とした魚介類をメインに営業しているという。 　新橋駅から店に向かう道すがら、「こんなトコで本当にBBQできるの……？」と漏らす女のコ。その言葉のとおり、周囲はオフィスビルや飲食店が入り組む、BBQとはもっとも縁遠そうなビジネスエリアである。 　到着後、システムの説明をスタッフから受ける。記者たち一行は迷わず牡蠣90分食べ放題の「がんがん焼き」プランを選択。ちなみに料金は1人3480円（税別）。これに生ビール、焼酎、日本酒、ワイン、ハイボールなど約20種類のアルコールが飲み放題のプラン（1人1500円、税別）を注文した。 「がんがん焼き」は、写真のようにアルミ缶に入った6～7個の牡蠣を、文字通り“がんがん”酒蒸しにできるので、自ずと食のペースも進む。鮮度の高さを謳っているだけあり、生っぽい臭みなどは皆無で「う～ん、美味」のひと言。「こんなにいっぱい牡蠣食べるのって、生まれて初めてかも！」と女のコのウケも上々。幹事である記者の評価も高まっているはずだ。 　このほかエビやサザエ、イカ、カニなどの魚介類のほか、ソーセージやカットコーンなど単品メニューも充実。コチラもちょこちょこ注文しながら牡蠣とともに食す。もちろん酒もがんがん飲む。 　こうした冬のBBQでもっとも懸念されるのは、屋外ゆえの寒さ問題だろうが、心配は無用。BBQ場の周囲にビニールが張られており、風を遮断くれるほか、火に囲まれているおかげでほとんど寒さを感じることはない。ブランケットの貸し出しもやっていたが、この日は使う必要もないくらいだった。まあ、ちょっと寒いぐらいが、女のコとの距離も縮められそうだし、もし寒そうにしていたら、そっと毛布を差し出せば「気遣いできる男」として、これまた評価アップは間違いない。 　そんなこんなであっという間に食べ放題の時間が終了。牡蠣をたらふく食べた満足感はもちろん、冬にBBQを楽しむというのが、なんともオツではないか。何より、非日常的な忘年会は、いつも以上に盛り上がるはずだ（我々一行も女のコとすんなりと2軒目へ移行）。忘年会はもちろん新年会や合コンなどの際、“変化球的スポット”として活用してみてはいかがだろうか？　＜取材・文・撮影／日刊SPA！取材班＞ ●かき小屋 デジキューBBQガーデン 新橋店　http://digiq.jp/shimbashikaki/ 〒105-0004 東京都港区新橋1丁目1－13 営業期間：～2016年2月末日 営業時間：平日／17：30～22：00　土日祝日／ 11：30～22：00 休業日：年末年始、12/31～1/3　※荒天時（強風時や豪雨時など）は急遽営業を中止する場合あり