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“利回り20%”につられて大損した!業者だけが儲かるアブナい債券

世界の投資家から熱い視線を注がれ、株高に沸いている日本。だが、背後では金融商品を巡るトラブルが相次いでいる。警戒すべき金融商品と、そのカラクリを熟知して情報強者となるべし! 今回は、新興国通貨建て債券と既発の個人向け社債の落とし穴について専門家に解説してもらった。 [買うと損する]金融商品

【新興国通貨建て債券】 為替手数料だけで10%以上!?

20%を超える利回りを提示されたら、スケベ心を隠せない……という人も多いはず。だが、「トルコリラ建て」や「ブラジルレアル建て」といった新興国通貨建て債券には要注意! 為替の変動リスクが高すぎるためだ。 マネーコンサルタントとして活動する頼藤太希氏はこう解説する。
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頼藤太希氏

「トルコリラの価値はここ10年で10分の1近くにまで低下しました。いくら表面利回りが高くても大幅な元本割れは避けられません」
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通貨の価値が10分の1になったら、年利100%で5年間運用しないと元本割れに……

さらに、新興国通貨建ての商品には“隠れたコスト”が乗っかる点にリスクがあるという。元プライベートバンカーの「RIA JAPANおカネ学」安東隆司代表が解説する。
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安東隆司氏