日本で家を買うのはアホ!? 10軒を売って海外移住した投資家が考える巨大リスク

不動産価格の上昇が止まらない。もはや“東京住まい”が贅沢なライフスタイルとなった今、溢れるように人が流出している。東京砂漠の悲しき実態とは!?

東京どころか日本を脱出!

[東京にもう住めない]最新事情

市民権が交付された金森重樹さんは、海外疎開する移住者のために農園での自給自足を準備中だ

東京どころか日本を脱出し、すでに南半球の島国で新生活を送る人もいる。不動産投資家として成功し、ふるさと納税の達人としても知られる実業家の金森重樹さんだ。 「コロナ禍、ウクライナ侵攻ときなくさい世界情勢のなか、安全な生活を求めて伊豆にシェルターを造り、自給自足のための準備をしていました。ただ、ニュースを見ていると、日本にいること自体がリスクではないかと確信して。’23年の5月、G7でロシアの排除が決まったのを見て戦争リスクや世界的な金融恐慌が来る未来がハッキリ見えた。すぐに不動産の売却を含む資産の整理に着手し、6月にバヌアツ共和国に移住。市民権を獲得しました」 年商100億円のグループ企業オーナーとして、東京と横浜を中心に10軒の高級物件を保有していた金森さんだが、次々と売却。昨今の不動産市況の高騰ぶりなど意にも介さない大胆さだ。