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56人が乱立する都知事選は「無関心だった都民への罰ゲーム」?争点は何なのか

 2期8年、都政の頂に君臨した女帝・小池百合子。3期目の座を懸けて挑む今回の都知事選を、有権者はどう捉えるべきなのか――。

総勢56人が立候補する選挙は無関心だった都民への罰ゲーム!?

小池百合子[女帝8年]の通信簿

3選目が本命視される、“女帝”小池百合子氏

 過去最多、56人もの候補者が争う東京都知事選は、序盤から波乱含みだ。 「小池都知事の元側近が告示直前に学歴詐称問題を蒸し返したり、対抗馬の蓮舫や石丸伸二(前・安芸高田市長)に事前選挙運動疑惑が浮上したり。  泡沫候補に至っては目のやり場に困る選挙ポスターを張り出す者や、留置場から立候補を表明する者、さらには党名に金銭トラブルを抱えた会社名を盛り込む者まで出てきて、やりたい放題になっている」(全国紙政治部記者)  今回、出馬する56人だが、その顔ぶれは発明家からインターネットコメディアンまで、困惑するほどの幅広さ。  立候補者が規定の得票数に達しなかった場合、供託金として預けた300万円は没収となる。裏を返せば、あらゆるメディアが扱う都知事選という一大イベントに「300万円で参加できる」わけで、一種の狂乱状態が巻き起こっているのだ。