眠りが浅い人におすすめ。「無になる」呼吸法で究極のリラックスを得るコツ

知らず知らずのうちに隙間時間を埋められ、平日は「24時間、戦えますか」状態の現代人。しかし、休日に寝ているだけでは、疲労は蓄積するばかり。“休み下手”な日本人の溜め込んだ疲労を吹き飛ばす休養法を手に入れ、「休む」を改革せよ!

睡眠の質が急上昇する“呼吸”

土日で回復する[最強の休息法]「無」になる。これは極限のリラックス状態で、回復力が倍増するという。座禅、ヨガなどの起源であるインドの伝統医学「アーユルベーダ」には、“究極の無になる”教えがある。同手法の複合施設を営む鈴木麻衣氏に話を聞いた。 「本来、私たちが体と心を意識せず無になれるのは、寝ているとき。しかし、ストレスや緊張で深い睡眠を得られない現代人は多いもの。ぐっすり眠るためには、深い呼吸で自律神経を整え、リラックスすることが欠かせません」 現代人はストレスや不規則な生活から、日常的に浅く、速い呼吸になっていることが多い。そこで深く息を吸うために「手放す呼吸」を意識すれば、睡眠の質が急上昇するという。 「ここでは、吸う前に息を吐き出すことがポイント。せわしない毎日を生きる私たちは、呼吸が浅くなりがちで、いざ深い呼吸をしようとしても、うまく息を吸えません。息を“手放して”こそ、初めて新鮮な酸素を吸える。これは『手放す、委ねる』を説くアーユルベーダの哲学にも通底しているかもしれません」 この呼吸法を覚えれば、頭もリセットされ、集中力も高まるなどいいことずくめ。

「シロマッサージ」も効果的