更新日:2014年02月07日 15:15
エンタメ

ハロプロ初心者必見!「℃-ute弁当」を食べてみた

 ハロー!プロジェクト(以下・ハロプロ)ファンの間で、「℃-ute弁当」と呼ばれ親しまれている弁当屋がある。正式名称は『司亭』。USTREAMで配信されたインターネット番組『岡井ちゃん、寝る!』と『萩原舞ですが、、、何か??』内で、℃-uteメンバーが同店を訪問。から揚げ弁当を絶賛し、人気に火がついたのだ。果たして、その実態は? 直撃してみた!  週刊SPA!2/4発売号ではカラー16ページに渡って「ハロプロの逆襲」という大特集を組んでいるが、ファンならぜひとも訪れたい聖地巡礼スポットが司亭だ。赤羽橋駅から歩くこと約5分、国道1号線沿い、ハロプロを運営するアップフロントグループ本社ビルの近くでその店は営業している。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=581275  一見して、なんとも歴史を感じさせる外観。だが店内を見渡すと、秋葉原のアイドルショップよろしく生写真やうちわがド派手にディスプレイされている。そのほとんどは℃-uteの岡井千聖ちゃんと萩原舞ちゃん。聖地巡礼スポットとして完全に定着しているようだ。陽気な女将さんが、一気に語ってくれた。 「岡井ちゃんはね、最初、タレントさんだってわからなかったんだよ。サッカーのユニフォームを着ていてさ。ずいぶん可愛らしいお嬢さんだなあとは感じたけどね。それで、から揚げ弁当を買っていったの。インターネット放送っていうのかい? あれで撮影されていたことも、そのときは知らなかったくらいだから」
萩原舞

『萩原舞ですが、、、なにか??』 #17(http://youtu.be/844HorU_zjE)で紹介された、から揚げ弁当。46分あたりから弁当のくだりが始める

 この様子が放送されると、司亭を取り巻く環境は一変する。まずは北海道からやってきたという℃-uteファンが、「これを飾ってほしい」と岡井ちゃんの生写真を贈呈。そこから一気に店内はハロプロ色が強まり、多くのファンが同店を訪れるようになった。もちろん買うのは決まってから揚げ弁当だ。 「しばらくして、今度は舞ちゃんがやってきたんだよね。やっぱり番組でから揚げ弁当を食べるっていうことになったみたいで。で、そのときに『よかったら、舞のも飾ってください』って写真を置いていってくれたの。舞ちゃんもいい子だよね。私、大好きなの!」(前出)  それからは、倍々ゲームで訪問客が増えた。港区における℃-uteの経済効果は計り知れない。北は北海道から南は沖縄まで、全国各地からエルサレム巡礼のようにファンがやってくる。なかでも、昨年の9月9日~10日は特別だった。この2日間で、℃-uteは悲願だった日本武道館公演を実現。司亭も開店始まって以来の盛況だったと、女将さんは振り返る。 「中国、韓国、台湾……うちには外国人の℃-uteファンも結構やってくるんだけど、9日は昼ごろに台湾の方が来てね。『おかあさん、今日は忙しくなるよ。唐揚げ弁当をいっぱい用意したほうがいい』って言ったんだ。そうしたら、本当にその通りになったよ。次から次へと人がやってきて、もう飛ぶように、から揚げ弁当が売れたね」
 毎日のように℃-uteファンと接しているうちに、おかみさんはあることに気づく。客層の変化である。℃-uteは活動暦が長いこともあり、以前は訪問客の大半が中年男性だった。ところが今では若い女性が増えているのだという。奇しくもそれは℃-uteやハロプロのコンサート会場で女性ファンが急増している現象とリンク。若者の街とはいいがたい赤羽橋にあって、女子中学生や女子高生が弁当屋の前で写メを撮る光景は、なんとも異質である。 「℃-uteの人気がどんどん上がっていることは、ここで商売をやっていれば嫌でもわかるよ。私もファンの人たちと話すことで気分が若返るし、岡井ちゃんと舞ちゃんには本当に感謝しているんだ。うちも店を開いて31年目になるけど、℃-uteも10年以上やっているんでしょ? なんだか似ているような気がして、影ながら応援しています。今度また武道館でやるときは。から揚げ弁当を持って出店したいくらいだよ(笑)」(女将さん) ⇒【後編】につづく https://nikkan-spa.jp/581284 <取材・文・撮影/小野田 衛> 【司亭】 電話:03-3585-3518 住所:東京都港区東麻布1-3-7 山本ビル1F 最寄り駅:赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)より徒歩5分 営業時間:8:00~20:00(月~金)、8:00~14:00(土) 定休日:日曜、祝日
出版社勤務を経て、フリーのライター/編集者に。エンタメ誌、週刊誌、女性誌、各種Web媒体などで執筆をおこなう。芸能を中心に、貧困や社会問題などの取材も得意としている。著書に『韓流エンタメ日本侵攻戦略』(扶桑社新書)、『アイドルに捧げた青春 アップアップガールズ(仮)の真実』(竹書房)。
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