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STU48の無謀な挑戦。新曲を3倍速で!?

 瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループ・STU48が1月29日、東京・後楽園の東京ドームシティ・ラクーアガーデンステージで、4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」のリリース記念イベントを開催した。

「無謀な夢は覚めることがない」発売記念イベントを行ったSTU48。左から甲斐心愛、今村美月、岩田陽菜、石田千穂、門脇実優菜、中村舞

 出演メンバーは、グループの新キャプテンに任命された今村美月を筆頭に、石田千穂、岩田陽菜、甲斐心愛、門脇実優菜、中村舞の6人。ミュージックビデオ(MV)でも着用した純白の衣装姿で登場した。中村を先頭に1列に並んだフォーメーションから、石田をセンターにさっそく表題曲を披露すると、700人が詰めかけた観覧エリアから威勢のいいコールが響いた。  3rdシングル「大好きな人」以来、約半年ぶりのリリース。「今回も『風を待つ』(2ndシングル)の振り付けを担当して下さった辻本(知彦)さんなんです。群舞というか、みんなと一緒に踊って、1つになれた感じです。大変だったけど、楽しかった」と門脇が言えば、石田は「MVは香川県の父母ケ浜で撮影したんですよ。ぜひ聖地巡礼をしてください」とファンに呼びかけた。  この日は、センターの瀧野由美子、AKB48兼任の岡田奈々が収録のため不在だった。それでも、4月上旬並みのポカポカ陽気と、メンバーたちが自らに課した“あるチャレンジ”のおかげで、2人の不在を感じさせないホットすぎるステージになった。  今村が、この日の仕掛けを説明する。「特別に無謀なチャレンジをしたいと思います。先ほど披露した『無謀な夢は覚めることがない』を、倍速で踊っていきます!しかも、1.5倍速、2倍速、3倍速です」。楽曲タイトルにかけた、まさに無謀とも思える挑戦をぶち上げた。 「無謀な夢は覚めることがない」は、STU48のシングルでは初めてのシリアスかつアップテンポな楽曲。髪を振り乱し、刺すような鋭い手の動きが特徴の、激しい群舞だ。ただでさえスピード感を求められる振り付けだが、これがさらに早送りになるという。それでも、門脇は「ダンスには自信があるので、ちょっと気合を入れて頑張っていきたいと思います」と宣言。中村も「MV(撮影)の時にたくさん踊ったし、無謀ではなく“有謀”なチャレンジにしたい」と続けた。

「無謀な夢は覚めることがない」1.5倍速に挑戦!

 まずは1.5倍速。グループを代表するダンスマスター今村、門脇らを中心に、少し息を切らせながらも踊りきった。ファンもペンライトの振りとコールを1.5倍速に対応し、必死に食らいつく。「大成功でしたね」(今村)。

髪の乱れも大きい2倍速ダンス

 続いて2倍速。「一番ポジション移動が多いんです」という岩田が、時折ダッシュで戻る姿が、何ともコミカルだ。

3倍速ダンス失敗で思わず苦笑いの中村舞(左)石田千穂(中央)ら

 そして最後の3倍速になると、もはや手足を動かすのが精いっぱい。ファンもコールを諦めるほどの超速で、ついにはメロディーもフェイドアウト。あえなく失敗に終わった。  その場にへたり込む6人。岩田は「酸素がない……」と、息も絶え絶えで打ち明けた。負けず嫌いの甲斐が「ちょっと悔しいんだけど……悔しくない?」とつぶやくと、今村も「途中までできていた気がします」と応じた。息を整えると、6人は気を取り直して終盤戦へ。岩田は「まだ『無謀な夢は~』を4回踊っただけだもんね」と笑わせつつも、「ペダルと車輪と来た道と」、さらに「夢力」と人気曲を続けて披露した。  振り返れば、STU48の歴史は一見、無謀な挑戦とともにあった。2ndシングル「風を待つ」では、坂の街・広島県尾道市を舞台に、石畳の坂を駆け上がる撮影に挑戦。ドローンを使ったワンショットでのMV撮影に成功した。そして、船の上に専用劇場を作り、行く先々で公演を行うというまるで絵空事のような計画も、3年目の昨年4月、ついに実現させた。この日の挑戦は失敗に終わったが、今までの無謀なチャレンジに比べればかわいいもの。「今年中に3倍速を踊れるようになりたい」。そんな今村のリベンジ宣言も、実現不可能ではないだろう。

「無謀な夢は覚めることがない」発売記念イベントで、観覧エリアをバックに記念撮影するSTU48。左から甲斐心愛、今村美月、岩田陽菜、石田千穂、門脇実優菜、中村舞

 そんな中、グループきっての不思議系美女・中村が口を開いた。「私は今年中にブラックホールに吸い込まれたいです」。無謀な夢とは、こういうことを言うのだ。 取材・文・撮影/森本 隆
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