仲人さんとの相性は婚活においてとても重要であることはご理解いただけたかと思います。しかし、ここでひとつ見落としがちな「落とし穴」があります 　お見合いや交際の中で素敵な女性に出会えば、当然その相手に自分の仲のいい友達や大好きな兄弟の話、両親の話はしたいはず。その延長に担当仲人は入ることが少なくありません。 　しかし、交際相手となる女性からすると、担当している仲人との信頼関係が深いという話は決して楽しい話ではないんです。 　そのため、どんなに話をしたくても、結婚相談所の仲人の話はタブーです。実際、順調に交際をしていたと思ったら突然振られた会員の交際終了の理由の中には、「何でも仲人さんのいうことを聞いている」ということも含まれることがあります。 　また、真剣交際後や成婚後、男性から仲人の話を聞くことを嫌がる女性もたくさんいます。そして、仲人側も半年や1年、一緒に苦しいところを乗り越えて結婚まで歩んだ会員さんだからこそ、思い入れもあり、まるで母親のようになってしまいがちです。 　成婚が決まったら、2人で話をしていくことが実は一番遠回りのようで近道なのです。一緒に悩んだり、苦しんだり、たとえ困ったとしても結婚相談所を卒業したら、今まで支えてくれた仲人からも卒業をして夫婦で解決していかなければならないのです。 　結婚相談所にいると、親兄弟よりも自分を理解して励ましてくれる仲人がいるので、男性からしたら、恋愛関係ではないし、仲人さんだから何でダメなのということも、女性からすると、「自分ではない人に大切なことを相談している」ということが問題なのです。 「マザコン男性」と同じくらい嫌われる行為なので結婚相談所を利用している人は気をつけてくださいね。素直なことを大切なことですが、なんでもかんでも相手に伝えるべきということではありません。 　話題選びや、コミュニケーションの取り方は信頼関係を築く基本です。ぜひ相手のことを真摯に考えて、着実に仲を深めていったいただければと思います。1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」（Twitterアカウント:@yamamotosaori_）