「わ～、どれもおいしそうだねえ」。初めて訪れた横浜中華街をゆっくりと散策しながら、さまざまな露店に目移りしている様子の山北早紀。特に気になったお店は？ 「『千と千尋の神隠し』っぽい雰囲気もあって、歩いていろいろと見てるだけでも楽しかったです。変わり種のメニューが好きなので、途中で見つけたチャーシューメロンパンはけっこう気になってて。メロンパンの生地のなかにチャーシューが入ってるみたい。また来たら次は食べてみたいですね。TVアニメ『プリパラ』で演じた東堂シオンちゃんはパンダがモチーフになることが多いので、パンダのグッズに反応しちゃうクセがあるんですけど。中華街はパンダの形をした食べ物やお土産が多いのか、よく目についた気がします」 　辛いものには目がない。中華料理も大好きという彼女だが、これまで来る機会がなかった理由とは。 「中華は大好きなのに中華街に行くのが初めてな理由は特になくて……っていうと全然お出かけしないインドア派なのがバレちゃいますね（笑）。『四川風』って言葉に弱くて、特に麻婆豆腐と担々麺が大好きなので、今日もおいしそうなお店がたくさんありました。昔、香屋っていう担々麺のお店に週5で、なんなら一日2回通ってた時期もあって、今でも店舗の近くでお仕事があるときは、絶対に立ち寄るようにしてます。山椒には赤と青があるんですけど、青は辛さがやばいので食べる人は注意してくださいね」 　ちなみに、料理ではなく占いを目当てに中華街を訪れる女性も多いというが、占いに興味はあるほう？ 「街の雰囲気にはぴったりだと思うんですけど……私は全然信じないタイプです（笑）。でも、星座と血液型で決める年末年始の『ダウンタウンDX』の占いは、2位だったんですよ！ 最近たまたま引いたおみくじも大吉だったので、結果が良かったやつだけ信じることにしてます」 　都合のいい部分だけ信じるのも、楽しい人生を送るうえでは大切な心持ちなのだ。

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【山北早紀】Saki Yamakita ’91年、北海道生まれ。リーダー。美容オタクで化粧品検定1 級を持つ。中華街を散策して気になったパンダ商品は「緑色のパンダまんです。かわいいから、食べるときにちぎっちゃうのがかわいそう」 撮影／尾藤能暢　ヘアメイク／門口明加　スタイリング／津野真吾(impiger)　衣装協力／RIELLE riche　取材・文／森ユースケ　撮影協力／横浜中華街発展会協同組合　大珍樓