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入社後もつきまとう「身バレ」リスク。風俗勤務やパパ活は会社をクビになる理由になるのか、弁護士が解説

パパ活のほか、キャバクラや風俗店勤務など、“夜の仕事”を続けてきた女性たちの人生に、過去の職歴はどのような影響を及ぼすのだろうか。 4年間パパ活を続けてきた女子大生の木南さん(春からは外資系金融に就職予定。彼女の記事はコチラ)は、「過去のパパたちが逆上して、SNSなどで過去の情報を晒さない限り私にリスクはない。それをしたらパパにもリスクがあるので、基本的に身バレの心配はしていない」と語っていたが、実際にはどうなのか。 労働問題に詳しい、黒栁武史弁護士に見解を聞いた。 「パパ活については、法律に違反しない範囲で、あくまで個人間の関係に留まるものであれば、そもそも就職や転職の際に企業側から確認されることも考え難いため、問題となる可能性は低いです。ただ、別れ話のもつれなどから、男性が女性の勤務先に押しかけたり、ストーカー化してトラブルを起こしたりするなど、別の事件に発展する可能性はあります」(黒柳弁護士)

身バレした結果、職を失った女性たちも…

とはいえ過去には“身バレ”をして実際に懲戒処分に至ったケースがある。’22年には都内の税務署に勤務する女性職員がソープランドなど風俗店で副業をしていたことが発覚し、懲戒免職になっている。 また’23年には、三重県の四日市市上下水道局に勤務する30代の女性職員が、副業として愛知県名古屋市内の性風俗店に勤務し、停職6か月の懲戒処分を受けている。 これらは「国家公務員法の兼業禁止規定に違反した」として主に問題になっているが、中には「過去の風俗店での勤務歴がバレて、今の勤務先をクビになった」というケースもある。
ライター兼漫画家。ニッチな世界やアングラな体当たり取材から、認知症の介護問題など幅広いジャンルで取材・執筆を行う。著書に、夫婦そろって認知症の祖父母との7年間に及ぶドタバタ在宅介護を描いた『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)