期待値を追い求めてギャンブルに挑む、元パチプロのセールス森田。多くのギャンブル記事を掲載している「勝SPA！」の担当編集として、さまざまなギャンブルに果敢に挑戦する実戦記を漫画でお届けする。 　有名なタレントの「競馬オンラインサロン」に入り、“マル乗りしたら勝てるのか”検証するべく馬券購入を続けている森田。月額1万円という強気な設定もあり、紆余曲折ありながらも“丸ノリ実践”を続けていたところ、ついに92万円の勝利を掴んだ。 　しかしここから信じられないほどの連敗地獄に突入……。トータルマイナス46万円になったところで、ついに解約をしたのだが——。 漫画／ハッシー橋本 ＊　＊　＊ 　本当に解約しました。これ以降、一切競馬はやっていません。まさかここまで大敗するとは……。 　ちなみにこのオンラインサロンに入ったことにより、90万円以上の馬券を2回も取ることができました。トータルでは大負けしましたが、こんな破格の馬券を取ることができたことは良い思い出です。 　おそらく、この感想こそが「ギャンブルで負け続けている人あるある」のひとつだと思います。大勝ちした記憶が忘れられずに続けてしまう……。私としては「期待値プラスにできる予想プロにノリ続ける」という自分なりの大義名分がありましたが、結局大負けしたわけですから、ただの一般ギャンブラーとして終戦したということです。もう競馬はやりません。 　最後に、これだけ負けた要因を考えてみました。 ・「いくら負けたらやめるか」は決めていたのに「いくら勝ったらやめるか」を決めていなかった。 ・しっかり丸ノリできていない時期もあった。 ・そもそも100万円くらいじゃ軍資金が少なかった。 　このようなことが挙げられます。 　仮に「トータル50万円プラスになったらやめる」と決めていれば勝って終わることができていたはず……。プラスのゴールを定めていなかったのなら、そりゃ最終的に“負けるまでは終われない”ということですからね。 　丸ノリできていなかったのも、結局馬券の買い方と購入金額が身の丈に合っていなかったということです。そこら辺の計算ができていなかったのが、一番の敗因だと思います。 　なお、「サロン主の予想が期待値プラスではなかった」という可能性もあるかもしれませんが、きっとそんなことはないでしょう。だって、私がサロンを解約した翌週、予想に丸ノリしていたら280万円馬券が当たっていたみたいですから……。その情報は、一度オフ会に参加したことで入ることになったグループラインを見て知りました。それを見たあとに無言で退会してごめんなさい。 　ということで、本当に競馬オンラインサロンの丸ノリ実戦記は今回で終了です。この負債は得意のパチンコで返していきたいと思います！ 実戦・文／セールス森田 愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上！サウナめし』はサウナ好き必見の一冊　Twitter @hashimotosan84