2024年秋ドラマ「業界人が選ぶ“売れる”注目俳優&女優」“国民的俳優の弟”はすでにオファー殺到
2024年4月からスタートし、高視聴率をマークした朝の連続テレビ小説『虎に翼』で主人公・寅子を演じて、名実ともに現役トップ俳優になった伊藤沙莉。
子役時代に活躍した後は数年伸び悩む期間を経たものの、『ひよっこ』(NHK)、『獣になれない私たち』(日本テレビ系)などで個性的でクセのある脇役を演じて、ついには若手女優界のトップに躍り出た。
そんな伊藤沙莉に続くブレイク必至の俳優は放送中の秋ドラマに存在するのか? 最前線の現場で活躍するテレビマンたちが惚れこむ、主演以外の逸材俳優を教えてもらった。
まずは、サスペンスドラマを得意とする40代のドラマプロデューサー・A氏はこう語る。
「『若草物語 -恋する姉妹と恋せぬ私-』(日本テレビ系、日曜午後10時30分~)に出演している仁村紗和さん。すでにいろんな作品に引っ張りだこの彼女ですが、同作をきっかけに国民的な女優への足掛かりを掴むだろうと思っています。
昨年オンエアされた『SHUT UP』(テレビ東京系)で芯のある主人公・由希を演じて「アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード2024」最優秀新人賞を受賞したり、『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)で演じたクセの強いキャラ・赤嶺がSNSで大きな反響を呼んだり、カメレオンのようにキャラクターを演じ分けるセンスは同世代の女優の中でも群を抜いています。
同作でも、結婚を夢見る四姉妹の長女・恵を演じていますが、しっかり者だがモヤモヤを抱える役どころがリアルで説得力がある。クールビューティで凛としたルックスは、男女どちらからも支持されるはずです」
世界でも評価を受ける、次世代のカメレオン女優から目が離せなそうだ。さらに、A氏は注目する2人の俳優も挙げた。
「秋ドラマで『全領域異常解決室』(フジテレビ系・水曜午後10時~)と『ライオンの隠れ家』(TBS系・金曜午後10時~)の2作に出演している柿澤勇人さんですね。
劇団四季出身のミュージカル俳優ですが、近年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)や『不適切にもほどがある!』(TBS系)などのドラマに出演。
彫りの深い色気を感じさせるルックスは華がありますし、ミュージカル仕込みの役作りも非常にうまい。『ライオンの隠れ家』ではスマートに見えるが難点を抱える難しいキャラクターを自然に演じており、ついつい画面に惹きつけられる俳優ですね。
もう一人は、『教場』シリーズ(フジテレビ系)に出演していた味方良介さん。彼も舞台や2.5次元舞台で活躍していた役者ですが、テレビドラマでもその能力を遺憾なく発揮している。
秋ドラマでは『嘘解きレトリック』(フジテレビ系、月曜午後9時~)に出演し、鈴鹿央士さん演じる主人公に振り回される生真面目な刑事を堂々と演じている。
舞台となる昭和初期の世界観に入り込み、ハキハキとしたセリフ回しでストーリーを引き締めているのが印象的です。
柿澤さんも味方さんも30歳を過ぎていますが、ディーン・フジオカさんや松下洸平さんのように、“大人の魅力”でドラマ界でもブレイクするだろうと思っています」
世界的な評価を得るクールビューティ・仁村紗和
舞台から飛躍を遂げる柿澤勇人と味方良介
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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