痴話喧嘩がエスカレート、彼女が「電車から飛び降りる」と言い出し…止めに入ろうとした結果、まさかの結末に唖然
迷惑行為を行う人間にはいくつか種類がある。特にやっかいなのは、自分たちの世界に入り込み、周囲が見えなくなる“劇場型”タイプだと筆者は思う。周囲の視線をもろともしない彼らは、いともたやすく想像の斜め上を越えていく……。
小暮圭介さん(仮名・40歳)も、うんざりするような事態に巻き込まれたうちのひとりだ。
「なんとかしなければと思い、焦って止めようとした自分が馬鹿だったと思わされる体験でした」
ある冬の日、小暮さんが夜遅くまで残業し、疲れ果てて帰宅した時のこと。
「乗り込んだ終電間際の電車は混んでいましたが、終点に近づくにつれ、だんだんと空いていって。人がまばらな車内、斜め前の席にはカップルの姿が。一見仲が良さそうでしたが、突如怒った様子で話している声が聞こえてきたんです」
気になってカップルの方を見ると、年恰好からして大学生のようなふたりが言い争っている。
「聞こえてくる会話からすると、彼が遠方に転勤になり、彼女は会えなくなるのが嫌だと言って怒っていて。最初のうちは彼も優しく『仕方ないだろ』と言っていたんですが、責め続ける彼女に『せっかく内定とったのに辞退しろって言うのかよ!』と怒り出したんです」
他の乗客もふたりの口喧嘩に注目していたが、ふたりはまるで気にする様子もなく、口論はヒートアップしていった。
「彼女は『大学を辞めて自分も一緒に行く』というのですが、彼に『絶対にダメだ』と反対されていました。そんな押し問答がしばらく続くと、『一緒に居れないのなら死ぬ』と彼女が言い出して……。でも彼は『いい加減にしろよ。だりいな』とひどく冷たい様子でした」
どうなるのだろうと思っていると、彼女が驚きの行動に出た。
「彼女の方が席を立って、自分が座っている側のベンチシートにやってきました。そして窓を開けて『ここから飛び降りるから』と言うんです。それでも彼はまともに取り合わず『やれるもんならやってみろよ』と答えていました」
彼女は「本当に死ぬから」と言い、彼は「やってみろよ」と答える。そんな応酬が続き……。
「『本当に死ぬから』と彼女が言い、席の上に立ち上がったんです。それで開いている窓に身を乗り出したので、本当にヤバいと思いました」

画像はイメージです
人がまばらな電車内でカップルが口論
彼女が「飛び降りる」と言い出し…
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込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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