春夏のベストバイ「リカバリーサンダル」5選。疲労回復だけでなく“歩けて走れる”モデルも
こんにちは、シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)です。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。
サンダルは歩きにくくて疲れやすいので苦手と思っている方は多いでしょう。しかし、その認識は改める必要があります。現代のテクノロジーを結集してつくった「リカバリーサンダル」をご存じでしょうか。
本来はアスリートが試合や練習の合間に履いて疲労回復を図るという、その名のとおりリカバリーが目的でつくられたサンダルですが、その効果が一般にも知られるようになり、日常でも履く人が増えています。
リカバリーサンダルはクッションの良さが売りだと誤解されているのですが、実際には第二の心臓とも言われる足の裏の血管を刺激してポンプのように動かすことで血流を促進し、疲労を軽減させる効果があります。履き心地がソフトなだけのサンダルではないのです。やや高価ですが、それだけ効果があると言っていいでしょう。
筆者も仕事で長距離を歩くことが多いので、室内用に1足、外履き用に2足を履き分けていますが、今では季節を問わず手放せない心強い存在です。今回はシューフィッターの目線から、各メーカーのおすすめモデルを5つ厳選して紹介します。
リカバリーサンダルの元祖と言われているのがアメリカのウーフォス。夏には見かけない日はありません。直接足に触れるインソール部分はクセのない凹凸があり、誰にも合いやすい設計です。足が沈み込むことで血流を促すので、立ち仕事で足の裏が痛いという方にはおすすめ。ソールが2重構造になっていて、どのメーカーよりもクッションを重視しています。トング(鼻緒)タイプは足の幅を選ばないので、広くても狭くても問題ありません。甲の高さも関係なく、ミニマルなデザインが受けて、近年の花火大会では雪駄の代わりに履く方が男女を問わずよく見かけるようになりました。まったく違和感はありません。
リカバリーサンダルは実用性が第一で、どこか野暮ったいデザインも多いのですが、厚底のHOKAはデザインと機能を見事に両立させました。似通ったデザインが多い中、唯一無二の都会的なフォルムです。無条件にかっこいいと言っていいでしょう。筆者も愛用しているのですが、ミッドソールで衝撃を吸収し、足が当たるインソールは沈み込みすぎることはありません。疲労回復が目的である一方、意外と長い距離も歩くことができます。「ORAミュール」はつま先まで樹脂パーツで覆われており、満員電車で踏まれても平気です。つま先をぶつけても血豆ができないので、都会の夏には重宝するでしょう。
沈み込むクッションで血流を促すウーフォス「OOriginal」8580円
洗練デザイン・満員電車もOK。HOKA「ORAミュール」1万3200円
1
2
イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます『シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ』。著書『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』
記事一覧へ
|
『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』(扶桑社) マツコ・デラックスの猫背をインソールで見事に一発矯正したことで話題に
|
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています









