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業界人が語る「見たい/見たくない」春ドラマ7選。話題のダークヒーロー作品に「リアリティーがなさすぎる」の声も

今年の冬ドラマでは、新しい学園ドラマを提示した『御上先生』(TBS系)が10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/平均世帯視聴率)で全体トップの視聴率をマーク。 次いで、人気シリーズ『相棒season23』(テレビ朝日系)、消防局の通信指令センターを舞台にした『119 エマージェンシーコール』(フジ系)といった作品が続いた。 また、SNSではバカリズムが脚本を手掛けたSF日常コメディ『ホットスポット』(日本テレビ系)が話題になったほか、社会的弱者である外国人居住者たちの生きざまを深堀りした社会派作品『東京サラダボウル』(NHK)も大きな評価を得た。とはいえ、全体としてはどの作品も低視聴率に終わってしまった。 そんななか、4月からスタートした春ドラマでヒット作は生まれるのだろうか? ドラマに関わる業界人たちが注目している作品、逆に見たくないと思う作品について率直な意見を聞いた。

ハツラツとした主人公と個性豊かなキャストが光る『あんぱん』

まずは、キー局でドラマ制作に関わり、現在はフリーランスのプロデューサーを務める50代の男性・A氏に見たい作品を聞いた。 「毎朝楽しく見ているのは連続テレビ小説『あんぱん』(NHK、月曜~金曜、午前8時~)ですね。 漫画家のやなせたかしさんがモデルの北村匠海さん演じる柳井嵩と今田美桜さん演じる彼の妻となる朝田のぶを中心とした物語ですが、脚本が秀逸で各キャラクターの個性も際立っていて、これぞ“朝ドラ”といった仕上がり。今後が気になってしょうがないです。 まず、男勝りでハツラツとしたのぶを演じる今田美桜さんの爽快な笑顔とまっすぐなキャラクターはハマり役でしょう。漫画を描くことが好きな嵩を演じる北村匠海さんの朴訥としながらも芯のある役柄も非常にうまい。 序盤で、病死した父・結太郎のことを受け入れられないのぶに、嵩が自身の絵を見せて彼女の悲しみを解放させるシーンは涙なしでは見られませんでした。 また、“ジャムおじさん”にそっくりな阿部サダヲさん演じる屋村や“バタコさん”を彷彿とさせる江口のりこさん演じるのぶの母・羽多子など、アンパンマンのキャラクターをオマージュした登場人物も面白い。 各々の個性が光っていて愛着が沸くように作られているのも見事。さすが数多くのヒット作を作ってきた中園ミホさんの脚本だなと感心しています」 現状では視聴率は15%前後で大ヒットとなってはいないが、良質な作品だけに週を重ねていけば、歴史に残る朝ドラとして評価されていくだろう。

心温まる新しい月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』

続・続・最後から二番目の恋

公式HPより ※以下同

また、A氏は民放ドラマでも注目している作品も挙げてくれた。 「ベテラン脚本家・岡田恵和さんが手掛ける『続・続・最後から二番目の恋』(フジ系、月曜午後9時~)です。前作から11年が経って、小泉今日子さん演じる千明も中井貴一さん演じる和平も“アラ還”になったという設定。 それでも二人の距離感やクスッとくる絶妙な掛け合いは健在。決して大きな出来事は起こりませんが、心温まるストーリーに引き込まれています。月9でありながら、ラブストーリーというより“素敵な人生”を垣間見ている気持ちになれますね」 A氏のような50代前後の視聴者に刺さっているかと思ったが、SNSでは若い視聴者からの熱狂的な感想も目立っており、この先視聴率を伸ばしていく可能性がありそうだ。
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ダークヒーローを演じる阿部寛に食傷ぎみな『キャスター』
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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