満員電車で寄りかかってくる男性にイライラ…“無言の反撃”の末、衝撃の展開に
移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。
今回は、満員電車で“他人に体を預けてくる迷惑客”に出くわした2人のエピソードを紹介する。
松井智樹さん(仮名・30代)は、いつものように帰宅ラッシュの満員電車に乗り込んだ。
「本数が少ない路線なので、1本逃すと帰宅が遅れるんです。だから、みんな意地でもその電車に乗るという雰囲気なんですよ」
その日も、ホームに到着した電車はすでにぎゅうぎゅう詰め。それでも乗らなければならない松井さんは、気合を入れて乗車した。
「過去最大級の混雑ぶりでした。自分の体が四方八方から押されて、もはやなにも考えられないくらいでした」
発車して間もなく、異変が起きたという。背中にずっしりと“のしかかるような”重みを感じた。
「誰かが私に寄りかかっていると思いました。背中に体重を預けるどころか、背中に“乗っている”レベル。体育の授業の2人組ストレッチみたいな状態です」
振り返ると、30代くらいの男性が後ろ向きで立ち、明らかに不自然な角度で体重をかけていた。松井さんの横は隙間がなかったが、背後には若干の余裕がある。つまり、男性が寄りかかる必要はなかった状況だった。
「満員電車だからって、なにをしても許されると思っているんですかね。私は、“その発想が一番迷惑だ”って腹が立ちました」
そこで松井さんは、“無言の反撃”に出ることにした。
「私も思いきり体重をかけ返したんです。完全に“背中バトル”の始まりでしたね」
予想外の反撃に相手も応戦してきたという。どちらが先に相手を押しのけられるかという“背中の主導権争い”が、混雑した車内の水面下で展開されていた。
「相手は途中で“ぐぎぎぎ!”と小さく呻き声を上げてました。なにやってんだって感じですよね、冷静に考えると……」
やがて松井さんの体力が尽き、わずかに体の力を抜いた瞬間、予想外の展開に。
背中を預けていた男性がバランスを崩し、隣の中年男性に倒れかかったのだ。
「私の支えが突然なくなったからでしょう。急に隣の人に寄りかかって、本人も“やっちまった”って顔をしていました」
その姿はどこか滑稽で、松井さんは思わず笑いをこらえた。やがて、電車が駅に到着し、2人は何事もなかったかのように別れたという。
「それ以来、電車で背中に温かい感触があると、“こいつもか!?”と条件反射で身構えるようになりました。冷静な大人な対応ってむずかしいものです」
満員電車で「体育の2人組ストレッチ」みたいな状態に

※写真はイメージです。以下同
背中に乗るか乗られるかの静かなる攻防
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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