「ここで止めなきゃ後悔する」30代男性が通勤電車で“盗撮現場”を目撃…勇気を出して腕を掴んだ“緊迫の一部始終”
移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。
今回は、満員電車内での“ひとつの行動”が、その場の空気を変えたという2人のエピソードを紹介する。
平日の朝。通勤時間帯の電車内はすでに混み合い、吊り革につかまる人でぎゅうぎゅうの状態だった。川上亮介さん(仮名・30代)は、車内を見渡したとき、“ある違和感”に気づいたという。
4人掛けの座席の端に座る男性の隣には、大きなリュックが置かれていた。
「立っている人が何人もいるのに、堂々と荷物が置かれていました」
男性は目を閉じており、眠っているのか、それとも眠るふりをしているのかはわからなかった。ただ、荷物をどかす様子はなかったようだ。
「トラブルになるのは避けたかったので、声をかけるかどうか迷いました」
それでも、川上さんは勇気を出して声をかけた。
「すみません、荷物を少し詰めていただけますか?」
男性は一瞬、川上さんのほうを見たあと、無言のままリュックを膝の上に移した。
空いた席の前には、“ヘルプマーク”をつけた女性が立っていた、顔色が悪く、吊り革を握る手にも力が入っているように見えたという。
川上さんは女性に、「どうぞ」と声をかけた。女性は少し驚いたあと、「ありがとうございます」と言って小さく会釈をして座った。
「声をかけたときは緊張しました。でも、『ありがとうございます』のひと言で報われた気がしました」
荷物を座席に置くこと自体が、必ずしも悪いとは思わない。ただし、「周囲の状況を見れば、取るべき行動は変わるはずだ」と川上さんは話した。
立っている人の前で“眠るふり”

画像はイメージです
「ありがとうございます」と言われた瞬間
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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