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外国人観光客に「勝手に撮られた」日本人女性の嘆き。とある男性の“一言”で予想外の展開に

 インバウンド需要に沸く日本。しかし今、各所では外国人観光客による“マナー違反”が問題となっている。とくに“撮影”に関しては、本来ならば周囲への配慮が必要となるはずだが、外国人観光客の自己中心的で無遠慮な行動に「迷惑」と感じてしまうケースが少なくない。
夕暮れの八坂の塔

※写真はイメージです。Photo by AdobeStock(以下同)

 日本の伝統的な街並みが残る京都。多くの外国人観光客が訪れるこの地では、実際にトラブルも起きている。

舞妓さんを無断で撮影「明らかに困った様子で…」

 高橋敦子さん(仮名)は夕暮れ時に祇園を訪れた。石畳の通りには柔らかな陽光が差し込み、町家や揺れる暖簾に京都ならではの美しさを感じていたという。 「通りには多くの観光客が行き交い、着物姿の女性や修学旅行の学生たちがスマートフォンやカメラを手に、思い思いにその情緒を楽しんでいるようでした」  そんな中、ある一角がざわついているのに気づいた高橋さん。目を向けると、そこには舞妓さんがいて、明らかに困った様子だった。 「舞妓さんは、夕方の用事に向かう途中だったのでしょう。細い路地を小走りで進もうとする彼女の背を、外国人観光客がカメラを構えて執拗に追い回していたんです」  外国人観光客たちは英語やその他の言語で何かを叫びながら、舞妓さんの後ろにぴたりとつき、スマートフォンを顔のすぐ近くまで近づけて撮影を試みていた。  舞妓さんは視線を落としたまま歩みを早めていたが、外国人観光客たちはその空気を読もうとせず、楽しげに笑いながらシャッターを切り続けていたという。

「写真を撮っただけだ!」納得がいかない外国人観光客

街中を歩く舞妓さんの後ろ姿 道の端では、何人かの日本人観光客や地元の人々がその様子を目撃しており、高橋さんは「みんな、一様に表情を曇らせていたのが印象的でした」と振り返る。  やがて路地の奥から警備員が小走りでやって来た。舞妓さんと外国人観光客たちの間に入り、毅然とした態度で制止を呼びかけていた。 「最初、外国人観光客たちは驚いた表情を見せつつも、納得がいかずに『写真を撮っただけだ!』と反論する様子も見られました」  しかし警備員は冷静かつ丁寧に、その行為がマナー違反であること、また本人の同意なく無断で撮影することは問題があると英語で説明した。そのやり取りの間、周囲にいた観光客たちも立ち止まり、静かに見守っていた。 「いつしか緊張感に包まれ、先ほどまでのにぎやかな空気はすっかり消え去っていたのです」  最終的に、外国人観光客たちは撮影をやめ、少し戸惑ったような顔でその場を後にした。舞妓さんは深く頭を下げ、そっと路地を抜けていったという。 「その姿を見送りながら、私はただ一人の通行人として、あまりにも鮮烈な場面を目撃したなと……」
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「撮られた?」後ろを振り返ると…
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編集者・ライター・旅行作家。取材や執筆、原稿整理、コンビニへの買い出しから芸能人のゴーストライターまで、メディアまわりの超“何でも屋”です。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』『10ドルの夜景』など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ』シリーズほか多数。X(旧Twitter):@gold_gogogo

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