更新日:2025年07月24日 12:27
エンタメ

6人兄弟、二度の警察官試験、保育士も目指した“僕青の泣き虫リーダー”の挑戦「いつだって信じてる」

 2023年6月15日、乃木坂46の公式ライバルグループとして結成した「僕が見たかった青空(通称:僕青)」。  同年8月30日に「青空について考える」でデビューすると、第65回日本レコード大賞新人賞を獲得。そんな成長を続けるグループに変化が訪れたのは、2024年1月31日にリリースされた2ndシングル「卒業まで」から、選抜制を導入したことだ。それ以降、メンバー23人は、表題曲やメディア担当の選抜メンバー「青空組」と、ライブやイベントなどを中心に活動する非選抜メンバー「雲組」の2つチームに分かれて活動している。
僕が見たかった青空 塩釜菜那

 2025年7月11日、雲組単独公演#20・東京公演開演前の集合写真

 8月6日に発売する6thシングル「視線のラブレター」では、青空組のメインメンバー(センター)に雲組で頭角を現した杉浦英恋が抜擢される。その一方で、涙を飲んだ雲組メンバーがいる。この連載では、雲組単独公演のライブとともに雲組で切磋琢磨するメンバーに注目していく。

雲組に入って感じた温度差とメンバーの自信

 デビューシングルから青空組で活動し、6thシングル「視線のラブレター」で雲組に初めて移動になったのが、塩釜菜那だ。僕青のリーダーを務める塩釜が選抜を外れたことはファンにも激震が走った。塩釜本人は、選抜発表後はしばらく椅子に座ったまま涙をこらえて下を向いていた。 「ずっと選抜発表が怖かったんです。『リーダーだから青空組に入れてるんだろ』って思われてるんじゃないかって。周りでどんどん活躍していく青空のメンバーがいるなかで、私は自分が成長する事に目を向けられていなかったと悔しさがこみ上げました」  リーダーとして、誰よりもグループのことを考えてきた。塞ぎ込む塩釜に対してスタッフは、「雲組のパフォーマンス力は向上しているが、まだ気持ちの面でついていけていない部分がある。だから、その部分を引っ張り上げてほしい」とその思いを彼女に託した。 僕が見たかった青空 塩釜菜那 だが、雲組のレッスンに初めて参加したとき、青空組との温度差に驚いた。スタッフへの挨拶もバラバラ、雲組単独公演に向けた具体的な目標もないまま進められていたことだ。危機感を持った塩釜がひとりひとりと向き合い、嫌われる覚悟で厳しい言葉を投げた。 「雲組に入って感じたことは、どこか自分に自信がないメンバーが多いなと感じたんです。私は雲組の単独公演の映像を毎回チェックしていたので、決して実力が足りないわけじゃないんです。まだ雲組に移動して少ししかたってないけど、初めて雲組のライブを観た人が、『この子たちは頑張ってる、また観たい!』と感じてもらわないといけないんです。だから、はっきり言わないとと思ったんです」

「ここで腹をくくらないと一生私は変わらない」

 2025年7月11日、雲組単独公演#20・東京公演が迫っていた。7月7日に23歳の誕生日を迎えた塩釜は、仲間にかけたプレッシャー以上のものを課して挑もうと誓っていた。 「今までの私は失敗するのが怖いからできることしかやらない、それ以上は踏み出さない。そんな自分が嫌で、だからこそ自分のプライドを捨てて、たくさん失敗しようと思ったんです。青空組から雲組に環境が変わって、自分自身も変わるチャンスですし、ここで腹をくくらないと一生私は変わらないと思いました」
僕が見たかった青空 塩釜菜那

本番直前、舞台袖で繰り返し練習をする塩釜

 そして公演当日。開演30分前にステージ袖にある控室にメンバーが集まってくる。塩釜は談笑するメンバーたちから少し離れて、最後までひとり鏡の前で振りを確認していた。実はリハーサルで、「歌い出しの声が弱い」「自信のなさがパフォーマンスに出ている」など演出サイドから厳しい声が飛んでいた。 「雲組の新曲『虹を架けよう』の初披露をはじめ、私が初めて披露する曲が結構あったので、私自身が話している余裕がなくて。緊張しやすい性格だから、自分ができるところまでやったって自信を持ってステージに立ちたかったから」
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雲組公演で強くなった「私を見て!」という想い
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