アディダス「スタンスミスLUX」が白眉である理由。「長持ちする靴」の3条件と“加水分解しない”素材の選び方
―[シューフィッター佐藤靖青]―
こんにちは、シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)です。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。
靴が足にフィットする条件として、カカト周りが小さいことは欠かせません。なぜなら、日本人のカカトは小さいからです。カカトの小さい靴をつくっているメーカーを具体的に挙げるなら、アシックス、オニツカ、ミズノ、パトリック、HOKA、ブルックスあたりが優秀です。
ではほかのメーカーは? といえば、5000円程度のスニーカーであれば、カカト周りはガバガバなことが多いです。それはなぜか。靴を立体にするときに、一番手間とコストがかかるのは、カカト周りからふまず部分にかけた部位を絞ることです。左右対称ではないので、マシーンと手作業で微調整を繰り返すか、マシーン自体に高いコストをかけなければ足にフィットする靴はつくれません。
格安製品は一見、まともな靴の形をしていますが、カカトがガバガバなので、決して足にフィットすることはなく、店で試したときはよくても、歩いて数時間すると激痛やしびれが襲ってきます。メーカーもショップも、Dや3Eなど、つまさきの幅は気にしますが、消費者がわかりにくい後ろ半分はおざなりなことがほとんどなのです。
カカトが小さく、フィットする靴は、カカト周り~ふまずでガシッとつかんでくれるので、つま先がガンガン当たることもなく、左右の多少のサイズ差も解消されます。
設計が古い名作の復刻も地雷あり
1
2
イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます『シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ』。著書『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』
記事一覧へ
|
『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』(扶桑社) マツコ・デラックスの猫背をインソールで見事に一発矯正したことで話題に
|
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています









