更新日:2025年10月03日 11:47
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石破総理は辞めない、立憲はスルー…混迷を極める日本の政治に希望はあるのか/倉山満

 石破総裁の居座り、有権者の「立憲スルー」状態、維新の複雑な内情——混迷を深める永田町で、憲政の常道はどこにあるのか。憲政史研究家の倉山満氏が、国民民主党への期待と「総裁」改称提言を通じて、日本政治再生への処方箋を提示する(以下、倉山満氏による寄稿)。
倉山満 玉木雄一郎 総裁

倉山満氏が主宰するネット放送局「チャンネルくらら」にて8月13日に公開された玉木代表インタビューの様子。コメント欄では総裁への改称について好意的な意見が多く見られた

今や、党を割るエネルギーもない自民党

 永田町、お盆の最中も、暗闘にまっしぐらか。  事の発端は、自民党石破茂総裁(総理大臣でもある)。この方、衆議院選挙にも参議院選挙にも敗北したのに、辞めようとしない。しかも自分で掲げた数字を切ってしまったのに。選挙では、政治家が有権者に公約を掲げて、信を問う。それを「内外の難局が厳しいので」などと理屈をつけて居座るのであれば、何の為の選挙か。  それを引きずり降ろせない今の自民党も情けない。今や立憲民主党と同じで、党を割るエネルギーもないのだろう。  たとえば、保守勢力の期待の星の高市早苗氏。コメンテーターの橋下徹元大阪市長に「党を割って出ろ」と促され、SNSで長文の猛反論。一昔前の自民党政治家なら本気で割る気の時こそ本気に見せて否定したものだが、高市氏の場合は本当に党を出たくないとしか思えない。  では、どういう展望があるのか。日本国にとって。高市氏自身、もはや党を割って出て本気を見せない限り、「オールド自民」の一部としか見られないのではないか。

有権者からはもはや「立憲スルー」


皇室史家。憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本近世史』が2月28日より発売

噓だらけの日本近世史 噓だらけの日本近世史

通説を覆す「嘘だらけ」シリーズ日本史編、待望の第三弾。