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満員電車の座席に“大股開き”で座っていた男性が、突然「きっちりと足を閉じて」縮こまったワケ

 移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。
電車

※写真はイメージです

 今回は、電車内で他の乗客の身勝手な振る舞いに困惑したという2人のエピソードを紹介する。

車内に広がる濃厚なニオイ

 中村浩一さん(仮名・40代)は、仕事帰りの電車内で思わぬ光景に遭遇した。 「夜10時を過ぎていて、もう空腹と疲労でヘトヘトでした。やっと座れたと思ったら、独特なニオイが漂ってきたんです」  ニオイの正体は、蒸したての“肉まん”。中年女性が、肉まんの入った紙袋を膝の上に乗せていたという。 「最初は、“袋に入っているだけかな”と思って我慢してたんです。でも、車両を包み込むぐらい濃厚なニオイでした」  そして次の瞬間、その女性は想像を超える行動に出た。 「目の前で堂々と箱を開けて、食べはじめたんです!」  遠くからは舌打ちも聞こえ、車内の空気は一変した。しかし、女性はお構いないに“むしゃむしゃ”と食べ続けたそうだ。

“別の意味”で「納得がいかない(笑)」

 中村さんは食欲を刺激されつつも、“別の意味”で怒りを覚えたという。 「実は、肉まんが大好きなんです。だからニオイ自体は我慢できました。でも、どうしても許せないのが……“からし”をまったく使わなかったことなんです(笑)」  肉まんには必ずといっていいほど“からし”がついてくる。それをつけてこそ本来の味が引き立つと信じる中村さんにとって、女性の食べ方には納得できなかったようだ。 「からしの小袋は箱のなかに入っているのに、見向きもしません。『なんで使わないんだ』って心のなかで叫んでいました」  食べ方にムカついた中村さんだが、翌日は家族と一緒に、からしをたっぷりつけて肉まんを味わったという。 「もう、そのときは余計においしかったですね」
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足を広げて座席を独占
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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