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電車で肘が脳天に直撃「こっちのほうが痛いのに」謝罪もなく去っていく男性にモヤモヤ

 移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。  今回は、体格差によって避けがたい状況になってしまった2人のエピソードを紹介する。

肩に降り注ぐ水滴

電車

※写真はイメージです。以下同

 土砂降りの日、佐藤由香さん(仮名・20代)は、混みあった電車に乗っていた。 「傘をもつ人でいっぱいでした。床がびしょびしょで、傘から滴る水があちこちにありました」  佐藤さんは吊り革につかまり、隣に立っていた男性のほうへ目をやった。すると数分後、自分の右肩が“妙に冷たいこと”に気づいたという。 「肩が濡れていて、上からぽたぽたと水が落ちていたんです」  男性の腕に掛けられた折り畳み傘から、絶え間なく水滴が落ち続けていた。佐藤さんとの身長差は20センチほど。ちょうど肩に当たる位置だったようだ。

注意できないもどかしさ

 佐藤さんは視線で訴えたが、男性はスマートフォンを見続けていて気づかない。前の座席に座っている人も様子を見ていたが、状況は変わらなかった。 「せっかく濡れずに電車に乗れたのに、どんどん肩が濡れていくことに腹が立ちました」  男性は貧乏ゆすりをしながらスマートフォンを見ていたため、話しかけにくい雰囲気があったという。 「どう注意すれば角が立たないか考えているうちに、私が降りる駅に着いてしまいました」  男性は最後まで気づくことなく、佐藤さんはホームで濡れた肩を拭った。その日は、ずっとイヤな気分が続いたそうだ。 「折り畳み傘なら袋に入れるべきだと思いました。悪気がなかったとしても、あまりに無神経だと感じました」
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肘が脳天に直撃
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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