【イラン攻撃】アメリカとロシアを同じ基準で批判できない国際社会の「現実」/倉山満
―[言論ストロングスタイル]―
2月28日、米イスラエル両国によるイラン攻撃が発表され、トランプ大統領は最高指導者であるハメネイ師の死亡を明らかにした。これを受けた「なぜ米国やイスラエルをロシアと同列に批判しないのか」との声に対し「答えは単純明快」と語るのは憲政史研究家の倉山満氏だ。個人の道徳基準を当てはめられない国際社会の実情と、問題の核心たる主権国家間の力学について倉山氏が読み解く(以下、憲政史研究家・倉山満氏による寄稿)。

1989年からイランの最高指導者だったアリ・ハメネイ師。米国の「内政干渉」を批判し反米路線を掲げ、核開発問題を巡って米国と対立してきた 写真/AFP=時事
アメリカとロシアを同列に批判できない理由
二重どころか主権国家の数だけある基準
憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。トランプ再来で揺れる世界を見通すための新章を追加したベストセラー『増補版 嘘だらけの日米近現代史』(扶桑社新書)が発売中
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