“2児の母”トラック運転手が激白。「女性ドライバーはめっちゃ増えた」運送業界のリアルと家庭の両立
仕事と家庭を両立しながら、トラックドライバーとして走り続ける「ぽん太」さん。女性トラックドライバーとしての日常や業界の問題を発信するYouTubeチャンネル「ちゃんねるぽん太」は、登録者数13.7万人を超える人気を集めている。
今回は、夫婦で支え合う家庭生活や女性が働きやすい環境への思い、YouTubeを通じて運送業界の現実を伝え続ける理由について、ぽん太さんに話を聞いた。
【ぽん太さんの前編記事を読む】⇒「「早めにトイレへ行かないと大変」女性トラック運転手が激白。長距離の車中泊とPA争奪戦のリアル」はこちらへ

――現在は2人のお子さんを育てながら、トラックドライバーとして働いているんですよね。
ぽん太:そうですね。子どもは高校1年生と中学2年生です。子どもを学校に送ってから仕事場に向かい、夜7時くらいに帰ってくることが多いです。
――家庭と仕事を両立するために、会社側からの配慮もある?
ぽん太:家庭の事情を考えて配車してくれています。できるだけ家にいられるように配慮していただいているので、とてもありがたいです。ただ、長距離運転になると、どうしても家を空けることになってしまいますが。

――どのエリアに行くことが多いですか?
ぽん太:関東方面が多いです。岡山から関東まで行って、帰りは新幹線で帰ってくることもあります。飛行機で帰る手段もあるのですが、事故や渋滞とかで時間が読めなくなるのが嫌なんです。新幹線のほうが時間を読みやすいので。
――長距離運転の時は、旦那様が家に居てくれるのですか?
ぽん太:同じ運送業界で働いていますが、日帰りができる仕事をしているので、私が居ない時は家のことをやってくれています。この仕事は誰かがサポートしてくれないと難しいですね。同じドライバーだからこそ、仕事の大変さや事情も理解しやすいですし。
主婦として家庭を支えながらトラックを運転する生活を続けられているのは、夫婦で仕事を理解し合っていることも大きいと思います。食事中に自然と仕事の会話になったりもしますし、常にコミュニケーションはとって情報を共有しています。
――女性のトラックドライバーは増えてきたと感じますか?

ぽん太:めっちゃ増えたと思います。私が20代の頃と比べたら、隔世の感があります。ただ、トラックを運転するのに男性か女性かは関係ないと思っていますし、結局は向き不向きかなと。大型車を運転するには、普通車とは違った車両感覚が必要になりますし、右左折の際の車体の動きや、ミラーを確認しながら周囲との距離を把握することなど、経験を積みながら身につけていく技術も多いんです。男性でも、慣れない人は慣れないままですしね。ただ、男性が支えてくれているおかげで女性が頑張れていることも事実です。
――女性ならではの強みが生かせることもある?

ぽん太:細かいことへの気配りや、連絡・報告・相談などをきちんとできることは、女性ならではの強みかもしれません。昔と比べて女性のトラックドライバーも増えていますが、女性が働きやすい環境を会社が作ってくれたら、もっと入りやすくなると思うんです。
今では運送会社がSNSを使って自社の情報を発信するケースも増えていますし、会社に女性ドライバーがいることが、会社のイメージ向上や求人につながるケースもありますから。繰り返しになりますが、性別だけで判断するのではなく、その人がこの仕事に向いているかどうかを見るのが最優先だと思います。

ぽん太さん。こう見えて2児の母でもある
ドライバーと主婦。家庭との両立を支える夫婦の「相互理解」

日帰りとはいかない場合もやはりある
「女性だから」ではなく、向き不向きは男女関係ない

夜闇に浮かぶトラック。大きさが際立つ

「男性だけの業界」からは、あきらかに変わりつつある
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千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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