「早めにトイレへ行かないと大変」女性トラック運転手が激白。長距離の車中泊とPA争奪戦のリアル
トラックを運転して日本全国を走る「ぽん太」さん。女性トラックドライバーとしての日々の様子を発信するYouTubeチャンネル「ちゃんねるぽん太」は、チャンネル登録者数13万人を超える人気を集めている。
仕事を始めたきっかけや仕事の苦労や魅力などを語ってもらった。

――トラックドライバーの仕事を始められたきっかけは?
ぽん太:父がトラックドライバーだったんです。幼い頃、父の職場に付いていくこともあったのですが、それがすごい楽しくて。あと、仕事が終わった後の夜の雰囲気がすごく好きで、「将来はトラックしか乗りたくない!」と思っていました(笑)。
――キャリアはどのくらいですか?
ぽん太:20歳から始めたのですが、25歳の時に結婚や出産で一度仕事を辞めました。子育てなどがひと段落したタイミングで再度仕事に就き、そこから7年くらい経つので、トータルで12年くらいです。
――トラックドライバーになるまでに、別の仕事も経験されましたか?
ぽん太:ちょうど就職氷河期だったんです。高校3年生の時に求人情報を見ていたのですが、運送会社のトラックドライバーの募集人数は1名の狭き門。それに対して応募する人が100人くらいいましたし、特に女子なので絶対に内定はもらえないだろうなと。何社か面接を受けたのですがどこも採用してくれず、工場に勤務することにしたんです。
そのほかにも軽貨物の輸送やお弁当の配達など、車を運転する仕事を経験して、いずれ運送会社の面接を受ける時のアピール材料になればいいかなと考えていました。

――大型免許の取得は大変でしたか?
ぽん太:当時は準中型免許、中型免許はなく、20歳になってすぐに大型免許を取りに行きました。車体が大きいだけで、大変そうだなとは思いませんでしたね。それよりもトレーラーに乗りたいと思って牽引免許を取りに行ったのですが、操縦方法が難しいので本当に手こずりました。でも、トレーラーに乗りたいという一心でしたし、なんとか取ることができました。

――現在はどのようなお仕事をされていますか?
ぽん太:トラックを運転して指定の場所へ届けたり、逆に引き取ってきたりする「陸送」が主な仕事です。活動エリアは基本的に岡山県の隣県なのですが、長距離の陸送の場合は、日本全国どこへでも行きます。岡山県から関東地方へ届けたり、逆に引き取ってきたりするケースが多いですね。
――仕事で大変なことは?
ぽん太:陸送では、主にピカピカの新車か海外に輸出するような壊れかけのトラックに乗るパターンがあります。やっぱり新車だとめちゃめちゃ気を遣いますし、中古の場合だとクーラーの故障とかがしんどかったり、バッテリー上がりであれば、信号待ちとかのエンストも怖いですし、それぞれの大変さがありますね。走行中にカーテンレールが突然落ちてきたり、バッテリーが上がって交差点でエンジンが止まってしまったこともあります。

――長距離運転での苦労もいろいろありそうです。
ぽん太:とにかく眠気はしんどいです。車中泊の場合はトイレですかね。起きたらすぐにトイレに行きたくなるじゃないですか。でも、近くにトイレがないことが多くて、「もうっ!」ってなります(笑)。トラックだと大型車用枠が必要ですし、駐車する場所が限られてしまっていますからね。
あと、物流の2024年問題(トラック運転手の時間外労働が年960時間に制限されたことで生じる物流停滞などの諸問題)ってあるじゃないですか。運送業で過労が問題になっているんで、何時間で休憩してくださいとか、何時間までしか働いちゃいけませんといったものが導入されて……。それによって時間調整のための長時間駐車が重なってしまって、高速道路のパーキングがもう本当に取り合いなんですよね。だから、トイレも早めに行っておかないと大変なことになってしまうんです。
――仕事においてのこだわりや、ここは譲れないということは?
ぽん太:とにかく安全第一です。ニュースで追突事故などが話題になるじゃないですか。走っていると、けっこうハザードをたかない人が多いんですよね。なので、前方や自分のトラックに危険や異変があった時は、早めにハザードをたいて周囲に知らせるように心がけています。あと、渋滞にはまった時は車間距離を空けて止めるようにしています。そうしておけば、もし後ろから追突されても、前の車にまで突っ込んでしまうのを防げるじゃないですか。

トラックドライバーは、子供のころの「将来の夢」
父の背中を追ってトラックドライバーへ

やはりデカい!
陸送ドライバーならではの苦労

「もんげ〜県」こと、岡山県在住

トイレ問題も大変だ
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千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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