みなさんは英語の文章を読むのは得意ですか？　グローバル化が叫ばれる近年では、英語に触れる機会も格段に多くなったといえるのではないでしょうか。 　子どもの頃は「自分は海外に出て働く気はないから大丈夫！」と思っていたのに、いざ大人になってみると、英語力を要求される場面が予想外に多く、たじたじになってしまった……なんて人もいるかもしれませんね。 　かくいう僕自身もその一人。僕はいま接客業のアルバイトをしているのですが、コロナによる旅行自粛期間も終わり、外国人観光客需要がまた高まっている現在では、多くの外国人の接客をしなくてはいけません。もちろん、英語ができるのは最低限。お店には、僕以外に英語ができるスタッフはいませんから、すべての英語対応を任されています。 　そんな状況では英語ができませんとは口が裂けても言えません。もっとまじめに英会話を習っておけばよかった……そう考えても後の祭りです。 　さて、多くの人が苦手意識を持っている英語ですが、実は誰でもスラスラと読めるようになる裏ワザがあることをご存じでしたでしょうか？ 　以下に続くのは、落ちこぼれたちが一発逆転を夢見て東大を受験する様子を描いたマンガ『ドラゴン桜』の一幕です。受験生の水野と矢島は、英文をスラスラと読み進めることができず、苦戦中。そんな折に、英語教師である川口は「英語はミュージカルと同じだから、難しく考えなくてよい」と言い放ちます。 　いったい、英文とミュージカルのどこが似ているのでしょうか？　その問いに、川口は「英語にもミュージカルにも、お約束となるルールがあるのだ」と告げます。それでは、どのようなルールがあるのでしょうか。