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『ドラゴン桜』東大生も納得した「英語嫌いの人でもスラスラ英文が読める裏ワザ」

トピックセンテンスを見つけろ

 川口の言う「英語に存在するルール」とは、「一つの段落には一つの主張だけが入る」というものでした。一段落の中に含まれる、筆者がその段落で主張したい文章である「トピックセンテンス」を訳していけば、英文なんて簡単に読めるのだ、というのです。  しかし、そう簡単にトピックセンテンスが見つかるなら苦労はありません。どのように見つけるのか。実はその答えも載っていました。「段落の初めか終わりにあることが多い」「”but”や”however”であったり”in conclusion”であったりという言葉の直後」にトピックセンテンスは隠れていることが多いというのです。  そうして、川口は例文を出しました。確かに、この例文では上記の方法でトピックセンテンスが見つかりました。また、トピックセンテンスだけでも話の流れがよくわかるようになっています。  このようにして、文章一つ一つを理解するのではなく、段落単位で内容を把握していく癖をつけると、英語は読みやすくなる。これが川口の主張でした。

英文全体にいえる原則とは

 さらに、英文全体のルールとして序論~本論~結論と繋いでいく原則も同時に教えています。これは、英文に共通する主張のルールを知ることで、さらに英文の内容を把握しやすくなるため。  このようにして、英語を読み進めろという教えに、矢島と水野も納得して勉強を進めることができたのでした。  いかがでしたでしょうか? 英語の中に含まれているトピックセンテンス。これを意識しながら読んでいたでしょうか。  日本語でも、キーセンテンスとなる言葉を見つければ理解は早くなるものです。そうした言葉は、大抵「しかし」であったり「つまり」であったりと、これらの類の接続詞の直後にくる場合が多くなっています。  どうしても英語を読むのが苦手だ! という人は、ぜひこの「ドラゴン桜式トピックセンテンスリーディング」を試してみてください! 【もっと詳しい英語の読み方を知りたいなら】⇒「ドラゴン桜(三田紀房)公式note」はこちらへ
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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