東大&東京藝大院に進学した天才が語る「親、恩師、人生を変えた1冊」
東京大学に入学後、在学中に仮想通貨メディア「コインオタク」とマーケティング企業「Senjinホールディングス」というふたつの企業を連続起業。それだけでなく、「芸術界の東大」とも呼ばれる東京藝術大学や慶応大学の大学院にも進学するという、異色すぎるキャリアを歩んできた「クレイジー東大生」がいる。下山明彦さんだ。
才気あふれる下山さんに、MySPA!編集部はロングインタビューを敢行。幼少期時代の神童エピソードに加え、両親とのかかわり方、東大合格に至る勉強論について、じっくりと話を聞いた。
広島県の港町。下山さんはごく普通の家庭で生まれ育った。
「父は暴力団担当の新聞記者で、母は専業主婦。母方の実家が農家だったのでさまざまな生物と触れ合い、一方でマンガやゲームも大好きな子どもでした。親は教育に特別熱心だったわけではなく、最初のIQ形成は『ドラゴンボール』と『ドラクエ7』だったと思います」
マンガとゲームで読み書きやシミュレーション能力を身に付けたという下山少年。幼稚園の時には父兄に向けて配られた「クリスマス会のサンタクロース役募集」という手紙の意味が理解できてしまい、「サンタさんはお父さんがやっている。つまり、本当はいないんだ」と言って友人を泣かせてしまうなど、「可愛くない子供だった」と自虐する。
「母はものすごく粘り強い性格で、絵本を読んでとお願いしたら何度も愚直に読み聞かせしてくれました。マンガやゲームが好きなのも、その延長。『マンガなんて』と思う人もいるかもしれませんが、幼少期からたくさんの物語に触れさせてもらえたことが僕の人格形成や両親との愛着形成に大きな影響を与えています」
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