最新SPA!関連書籍

内部被曝

じわじわと命を蝕む、低線量・内部被曝の恐怖
放射性物質を取り込むことで体の内側から被曝し続ける「内部被曝」。外部被曝と違って、体外に排出するまで被曝から逃れることはできない。昨年の原発事故による内部被曝の不安に対して“専門家”たちは「低線量の被曝であれば問題ない」と言うが、それは本当なのだろうか? 実は「高線量×短時間の被曝よりも低線量×長時間の被曝のほうが人体に悪影響がある」という研究がある。しかし、これまでそうした研究は軽視・無視されてきた。広島・長崎でも、原爆の直撃を受けていない人々が「原爆ぶらぶら病」という原因不明の病気にかかり、最後はガンや白血病で亡くなっていった。「これから同じことが再び起こるのではないか」67年にわたって原爆被ばく者6000人以上を診察、「低線量・内部被曝」の恐怖を訴え続けてきた医師が警告する、福島第一原発事故後初の著書。 ◆著者プロフィール 肥田舜太郎 ヒダ シュンタロウ 1917年広島生まれ。医師。広島市への原爆投下により自身が被ばく、その後被ばく者の救援・治療にあたる。6000人以上の臨床体験をふまえて「原爆ぶらぶら病」と呼ばれる症状や、低線量・内部被曝の影響に関する研究にも携わった。著書に『ヒロシマを生きのびて』(あけび書房)、共著書に『内部被曝の脅威』(ちくま新書)など。
肥田 舜太郎 著 新書判 782円(本体724円+税) 2012/03/21 978-4-594-06577-5 暮らし・実用>暮らし>医療・健康情報 社会・経済>環境・エコ 文芸>評論・ノンフィクション・評伝
※価格は消費税8%のときのものです。税率改定後の価格は購入先でご確認ください