大都会[屋上農園ビジネス]最前線

屋上菜園付き賃貸マンションも登場! 温暖化対策だけではなく有機野菜販売での現金収入も注目を浴び始めた業界を徹底取材 最近、大都市を中心に屋上緑化するビルが増えています。 国土交通省の調査によると、05年の屋上緑化の施工面積は5年前に比べて2倍に急増したとか。ヒートアイランド現象対策や温暖化防止が主な目的ですが、最近では、企業の環境対策をPRしたり、商業施設に屋上庭園を造って集客アップにつなげるなど、ただ緑化するだけではなく、付加価値を持たせる方向性に変ってきています。そんな屋上の利用法の一つとして注目を浴びているのが、野菜作りです。長崎県の環境ベンチャーは、屋上というロケーションを活かした無農薬野菜の栽培・販売を計画中。佐賀県には屋上農園付きの賃貸マンションも登場しました。また、大企業の中には自社ビルの屋上農園を地域住民に開放してCSRにつなげるところもあります。進化・多様化する[屋上農園ビジネス]の最新事情や可能性を取材しました。