「新宿ゴールデン街」で火災。五輪再開発も囁かれるなか、存続の危機を乗り越えられるか?
東京・新宿区歌舞伎町のゴールデン街で12日午後1時20分ころ、木造モルタル2階建ての飲食店から出火し、火元を含む4棟(6店)がほぼ全焼、60代の女性が煙を吸ってのどに軽い怪我を負った。この火事により消防車やヘリなど40台が出動し、歌舞伎町の約500世帯が一時停電した。
ゴールデン街といえば、せまい路地に約260店のバーやスナックがひしめき合う地域。かつては「青線」で、1958年の売春防止法全面施行後は酒場街として発展し、最近では若者や多くの外国人も観光名所として訪れて賑わいを見せている。そんななかで起きたこの火災。もっと延焼したり、死者が出たりする可能性もあった。
「なかには2階3階を住まいとして使っている方もいらっしゃいますし、まずは鎮火してホッとしています。ただ、被災されたお店もあるので……」(バーAのママ)
「ゴールデン街は20代のほとんどを飲み明かした場所。みなさん無事であってほしいです」(30代常連客O)
常連や地元のバー従業員はひとまず安心……というところだ。
しかし、この火災、聞けば「意外」なタイミングであったという。
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