◆「女装をすると驚くくらい女が自分から寄ってきます」 高木友一さん（仮名）30歳 　女装癖がなくとも、ハロウィンとかシャレの利くイベントのときは、試してみてください。女のコのガードが一気に下がりますから。男の娘ブームもあり、女装のハードルは以前に比べグンと低くなりました。身内や女友達にも冗談だと言えば、着付けやメイクを頼めます。驚くくらい女のコが向こうから来てくれますよ。 　もともと女装を始めたのは高校生の頃。背が低く、細身で似合ったし、中性的な服が流行っていたこともあり、抵抗なくハマりました。当時はそれがナンパの武器になるとは、思ってもみなかったけど（笑）。大学進学で上京すると同時に、女性用のウィッグや服、化粧品を買い集め、女装のスキルを磨いていきました。 　最初は隠れて楽しんでいた女装も、だんだんと外に出たくなってきて。そこで大学4年のときに、新宿二丁目を歩いてみたら、まさかの大成功！　なんと、女のコから逆ナンされたんです。飲み屋の前で女のコに「女装してるの？」って話しかけられたから、「ヒールってしんどい！」とガールズトークっぽく返答をしたら、すごくウケて。そのうち「下はあるの？　見せて」って言われて……。女装はしても、僕の性的嗜好はストレート。即、連れ込みました。 　それ以来、ナンパスポットやイベントなどに、女装して行くようになりました。結果、その場での即お持ち帰りは今までに6人程度、女装が縁で続く女友達もかなりの数いますよ。女装でナンパする僕に、女のコはみんな「ゲイなの？」、「なんで女装なのに声かけてくるの？」っていろいろツッコんでくる。それに答える感じで、どんどん仲良くなるんです。しかも最近は、オネエなスタイリストやメーキャップアーティストが多いためか、女のコの容姿を褒めると、普通の格好をしているよりも喜んでくれるんです。 　女装経験のある人ならわかると思うんですが、ひざ小僧って実はすごく「男」が出てしまうんですよ。だから基本的にニーハイを着用。あと、女装時には素を出さないことを心掛けています。「明日仕事？」なんてリアルに言ってしまうと相手も冷めてしまいます。おとぎの国の住人になったつもりで、女のコに接しましょう（笑）。 取材・文／SPA！出会える裏技取材班　イラスト／サダ 撮影／山田耕司・難波雄史（本誌） ― 2012［出会える裏技］最新案内【13】 ―