更新日:2012年02月21日 20:36
デジタル

ひろゆき「ダフ屋が滅び、引きこもり有利」の理由

毎日新聞

毎日jpより

 1月28日に毎日新聞によって配信された『ダフ屋:ネット取引急増で客・売り上げ激減』と題するニュースに対し、2/21発売の週刊SPA!誌上でひろゆき氏はこう書いている。 「ダフ屋の懐事情が大変厳しくなったらしいとニュースになっているようですが、ダフ屋が困ったとしても消費者も運営者も困らないので、メデタシメデタシ。って感じ」  この背景をひろゆき氏は、「少女時代のライブチケットは携帯に送られる形式になっているので、ほかの人にチケットを譲るのが難しかったりする」など、昨今のチケット業界のIT化によりチケットの売買や譲渡が簡単ではなくなったからと分析。  また、 「ネットに対応したダフ屋は生き残って、ネットを使えないダフ屋が困っているだけ」と、今回の件のようにITを使いこなせる人に比べてITを使いこなせない人に多くの損失が出てしまう状況対しては「デジタルデバイドって怖いなぁ、、、」とポツリ。  このニュースはネット上で「ダフ屋は何でネットでやらないの?」というITの話に発展し、転売目的でチケットを購入しオークションで販売する『転売ヤー』に対しても、「取り締まれ。あいつらのせいで市場価格が狂う」など非難の声が上がっているが、「完売が予測されるコンサートであれば、とりあえずチケットを抑えておけばオークションなどを使って定価以上の価格で売りさばけるので、引きこもりの人の副業としては便利だと思う」と、ダフ屋の横行よりも転売の方が良いと考え、本誌ではこの理由を述べている。  ダフ屋行為は公共の場での販売行為なので条例違反などにあたるが、ネット上でチケットを販売した場合、それが公共の場であるかの判断は微妙なところ。今後、どうなっていくのかが気になるところだ。 <取材・文/杉原光徳(ミドルマン)>
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

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