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絶品韓国鍋「タッカンマリ」がブームの予感

 仕事で食べ歩きや研究を重ね、シビアな目で食と向きあっている「食品関連企業の開発者」こそ、本当に旨い店を知っているはず。  そこで、ロングセラー商品である「キムチ鍋の素」のプロデュースを手がけるエバラ食品工業・マーケティング部の毛利英輔チーフに、おすすめ鍋のベスト3を聞いた。
タッカンマリ

鍋を食べ終わったら、最後はご飯かうどんを入れてシメる

「ずばり、この冬イチオシの鍋は韓国の水炊き風鍋、“タッカンマリ”。一度食べたらもうヤミツキ間違いなしの旨さです!」と毛利さんは力説する。 「鶏を丸ごとジャガイモなどと一緒に煮込み、ハサミで切ってタレをつけて食べます。そのタレが特徴で、醤油とタテギ(韓国の調味料)と酢、マスタード、お好みで刻みニンニクを加えます。このタレがまた旨いんですよ。横浜にある『野毛とりとん』のタッカンマリが今のところ僕の中では最強ですね。本当にヤミツキになる味です」  韓国の鍋にもさまざまな種類があるが、これは新たなるブームの予感がする鍋だ。 「ほかには、『小肥羊(しゃおふぇいやん)』の火鍋もオススメ。チェーン店ですが本場・中国の味とまったく遜色ありません。それから高知『潮亭』のクエ鍋。脂の乗った旬のクエのおいしさといったら、白身魚の概念を越えた味! 身と皮の間にある脂がすごいんです。この鍋は旨すぎて本当はあまり人に教えたくないんですよ(笑)」  12月11日発売の週刊SPA!「ジャンル別ガチで旨い店ランキング」特集では、このほかにも、ファミリーマートおでん開発担当・藤崎洋一さんに絶品おでん店、加ト吉ブランドの冷凍うどんで知られるテーブルマーク・商品開発部の新居俊輔さんに本場讃岐のうどん店、らあめん花月嵐の商品開発部長・井上聡さんに完成度の高いラーメン店、明治冷凍食品事業部開発グループ・中農梨恵さんに本格派ピザの店、ブルドックソースの関根進さんに究極のとんかつ店を紹介してもらった。<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/大澤邦彦>
週刊SPA!12/18号(12/11発売)

表紙の人/ラブリ

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