『あまちゃん』のじぇじぇ(’ jjj ‘)! だけじゃない【驚き方言いろいろ】

あまちゃん

『あまちゃん』総集編・前編「おら、この海が好きだ!」より

 早くも「ドラマ史に残る名作」との評価も上がるNHK朝の連ドラ『あまちゃん』。東京・上野に舞台が移り、アキの解雇問題に、春子と太巻、鈴鹿ひろ美との関係など気を揉む朝が続いている。

 が、そんなときですら、見ている側を和ませてくれるのが、大きい黒目が一層、大きくなるアキの『じぇじぇじぇじぇ!』に、北三陸の『海女Cafe』や『スナック梨明日』での、いつもの面々による『じぇじぇ!』の一斉唱和。

 ドラマに一切の悲壮感を感じさせないのは、この言葉の力が大きいと思うのだが、大船渡市出身・仙台在住のある女性(32歳)の一言に驚いた。

「『あまちゃん』では、『じぇ!』って言うじゃないですか。でも、うちのほうだと『ば』なんです」

 じぇじぇ! じゃなくて、ばば!

「『じぇ!』と同じように、もっとビックリすると『ばば!』、もっともっとビックリすると『ばばばば!』。驚きの大きさによって、『ば』が増えて言う速度が早くなるんです」

 やっぱり、増えるのかよ!? しかも早くなるのかよ!? ということで、東北各地の感嘆詞を集めてみると……。

●青森県五所川原市『ぁつぁ』『わいは!!』

「70歳超の叔母などがよく使うのですが、例えば、急に雨が降り出したとか、突然のことに驚いたときというときには『ぁつぁ!』ですね。標準語に訳すと『なんとまあ』という感じなのかな。『じぇ!』と同じように、もっと驚くと「ぁ~つぁつぁつぁつぁつぁ」と増えていきます。アクセントは『つ』に置いてくださいね(笑)。

 あとは、『わいは!』ですかね。小さい頃、悪戯をしたときなどは、よく母から『わいは! なしてそったらごとすの!?(どうしてそんなことするの!?)』と言われたものです。懐かしいなあ」(38歳・男)

●秋田県秋田市『どでしか』『ぁえ~』

「秋田弁で驚いたときは、『どでした!』。語源は『動転した』から転じたようです。『じぇじぇ』ほどの瞬発力はないですが、大体、『どでした!』の前に『ぁえ~』が付くことが多くて、驚くのと同時に、「それ引くわ~」というときは、『ぁえ~しかっ』って言います。でも、この『ぁえ~しかっ』は秋田弁というより、我が家だけかも(笑)」(36歳・女)

●秋田県大館市『はった!』『んにゃ!』

「秋田市に近いところでは、『あい~』『あい~すかだね』(あら~しかたがない、どうしようもない)。『あい~、たまげだ』『どでんした』とは言うかも。

 あとは、ヤバイ、しまった、というニュアンスが入ると、『はった!』『はっさ!』。

『呆れた』というニュアンスが入った驚きは、『んにゃ!』。『んだってが!?(そうなんだって!?』といった言い方もします。とはいえ、どれも、私の母世代が使うくらいで……、考えていたら、わからなくなってしまいました(笑)」(35歳・女)

●福島県双葉町『うぅ~~~』

「最初に思い浮かぶのは『うぅ~~~!』でしょうか。ただ、この表現は驚いたときの感嘆詞というより、驚きに妬みがプラスされているというか……『ズルい!』『ひどい!』『悔しい』という気持ちが含まれるので、『じぇ』とはちょっと違うかもしれませんけど」(32歳・女)


 脚本の宮藤官九郎は、『AERA』(2013.7.22号)のインタビューで「今回は東北弁にこだわっていた」と語りつつ、こう続けている。

「要は北三陸が好き、あの海が好きという気持ちが東京に来て、より強くなっているのが、言葉に表れていると思うんです」

「じぇ!」は、すでに今年の流行語大賞決定とも言われているが、それぞれがそれぞれの「じぇ!」があるわけで。故郷に対する思いも人それぞれだろうが、離れた地でふと地元の言葉を聞くと湧き上がる感情はあるもの。

 あなたのお国の「じぇじぇ!」は何ですか? <取材・文/小山武蔵>

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