「あおり運転をしてきた軽自動車」に下った天罰。対向車からガテン系の男性が降りてきて…――仰天ニュース傑作選
2024年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。危険な運転は許さない「あおり運転」部門、仰天のエピソード第5位の記事はこちら!(集計期間は2024年1月~10月まで。初公開2024年4月7日 記事は取材時の状況、ご注意ください)
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車を運転中に、イラっとしてしまうことはないだろうか。「車や人が飛び出してきた」「前方の車が青信号なのに進まない」「クラクションを鳴らされた」など、不愉快なシーンに直面することもあるが、怒りに身を任せると、さらなる災難に見舞われるかもしれない。
「真っ直ぐの道が続いていたとき、後ろから年季の入った軽自動車が猛スピードで追い上げてきたのです。山道はスピードを出す人も多いので、後ろから来て追い抜いていくのかと思いました。でもその車は、ピッタリと後ろにくっついて煽ってきたのです」
負けん気の強い性格のSはイライラしていたが、ただでさえ危険な山道。「そんなヤツにかかわっても、ロクなことないよ」と酒井さんが忠告すると、素直に耳を傾けた。車が停められるスペースを見つけ、端に寄って道を譲る。
「サッと追い抜いていくのかと思ったのですが、後ろの軽自動車は急に速度を落としました。そして私たちの車の横をノロノロと通過しながら、運転手の男が助手席に座っていた女性の唇に吸いついている姿を見せつけてきたのです」
しかも中指を立てて、あきらかに目も笑っていたとか。衝撃の絵面に怒りというよりは、「スゴイな、運転しながら……」と、2人で感心したという酒井さん。けれど鬱陶しかったのは、ここから。軽自動車は酒井さんの車を追い抜いたあともスピードを上げる気配がない。
「スモークを貼っていない軽自動車の車内では、2人がこちらに見せつけるようにイチャイチャしているのです。車の走行速度は10キロぐらい。しかもイチャイチャしているからか、フラフラしていて蛇行運転が続きます」
不定期に怒りを滲ませるSさんを宥めながら、酒井さんもイライラしていたとか。しかも、スピードを緩めると軽自動車も同じように速度を落としてくるため、車間距離も空けられない。とにかく、我慢するしかなかった。
酒井美穂さん(仮名・23歳)は天気の良いある日、女友達Sさんとあてもなく山道をドライブしていた。周囲に走行中の車を見かけなくなってからしばらく経ち、岩を素掘りした珍しいトンネルを抜けたときのこと。
軽自動車がピッタリついてくる
見せつけるようにイチャイチャと
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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