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日本国内で中国情報部が暗躍!?現役自衛官から情報収集を…

尖閣問題で中国の不法な攻勢が続くなか、驚くようなニュースが飛び込んできた! なんと中国空母「遼寧」に日本人が乗っているというのである! 噂の真相をさぐるべく、関係者に徹底取材。そこで見えてきた、自衛隊の問題点とは!? ⇒【前回】はコチラ https://nikkan-spa.jp/507264 ◆下士官を狙う情報員。解放軍系企業も暗躍
遼寧

「遼寧」でのヘリコプター離着陸訓練の模様。この空母の中に日本人がいるのだろうか

 事の発端は、元海上自衛官で作家の惠隆之介氏の発言だ。’12年9月14日に放送された「沖縄は買われている!? 尖閣を問う! 志方俊之&惠隆之介緊急対談!」(シアターネットTV)において以下の発言があったのだ。 「中国の情報筋からの話によると、海上自衛隊OBが、中国空母に戦術指導のため乗っているらしい」  この話を中国側はどう見ているのだろうか。在日中国大使館に勤務経験のある中国人の元外交官は言う。 「確かに『遼寧』に海自OBは乗っていたと私も聞いた。艦上での戦術指導は、海自の戦術の一端を掴めればいい。個人的な意見ですが、そもそもOBからの情報は鮮度が低く、役立つものでもない。むしろ、中国情報員は日本国内で現役自衛官から情報を引き出すことに力を入れているようです」  この元外交官によれば、潜水艦の建造・修理を行う唯一の街・神戸では、三菱重工業、川崎重工業近くの居酒屋や繁華街で、潜水艦乗員と知り合い、潜水艦のソナーを扱うオペレーターの人脈や交友関係、そして潜水艦の行動サイクルなどの情報収集を行っているというのだ。事実、横須賀所属の潜水艦に乗り組むソナー員のある海曹はこう証言する。 「神戸でドック入りした際、造船所近くの居酒屋で、逆ナンされたり、知り合った女性の友人として、在日中国人やコリアンを紹介され、飲み会に行ったこともある」  ほかにも、P3-C哨戒機に関する情報であれば、厚木航空基地などの海自各基地周辺で、情報収集が行われているようだ。  ターゲットとなるのは、各種機器を取り扱う下士官(海曹)だ。 「戦術指導など、士官(幹部)の仕事内容に関しては、実は情報の価値は低い。そもそもどこの国でも軍隊の精強は、下士官の技術力で決まる。現場の下士官が持つノウハウや意識こそ、本当に必要な情報」(前出の元外交官)  情報収集は、最近では防衛省に出入りする民間企業を介して行われることも多いという。 「防衛省・自衛隊の装備調達は、他省庁に比して、閉ざされているとの批判がある。だが、門戸を広げれば、中国政府や人民解放軍が出資する企業が堂々と入ってくることになる。それで安全保障に責任を持てといわれても、無理がある」(海幕勤務の一等海佐)  人民解放軍が出資した企業が、日本国内にあり、それが防衛省・自衛隊の入札に参加し、艦艇や戦車、戦闘機といった装備に関わることが、あるのだろうか。 「現在、日本国内には人民解放軍が出資した企業が無数にあり、防衛省の入札に参入しています。完璧に秘匿された企業なので判別も難しい。そこに自衛官OBが知らずに再就職して、ズルズルと引き込まれる事案があります。自衛隊中堅幹部たちは再就職が困難ですからね」(惠氏)  惠氏は、この一件の裏には、防衛省や自衛隊の装備調達制度、並びに自衛官の再就職問題があると述べる。 ⇒【次回】『防衛省の「隊員使い捨て体質」は機密流出を生み出す』へ続く
https://nikkan-spa.jp/507266
◆中国空母「遼寧」とは ’85年に起工し’88年に進水した旧ソ連軍艦「ワリヤーグ」の未完成艦を、中国が’98年に購入。10年以上の歳月をかけて整備し、昨年9月、正式に就役した中国初となる航空母艦。今年8月15日には、終戦の日に合わせて軍事演習を行ったことでも話題となった ― 中国空母「遼寧」に日本人乗組員がいる!?【2】 ―
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