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SKE48初の47都道府県ツアーがスタート

 11月18日、愛知県豊橋市にあるアイプラザ豊橋にて、「SKE48 47都道府県全国ツアー~機は熟した。全国へ行こう!~」が開催された。ツアーはS、KII、Eと各チームごとの出演ではあるがSKE48にとって、47都道府県ツアーは初の試み。他48グループが全国ツアーを進めるなか、SKE48だけ動きのない時期が続いたが、念願のツアースタートとなった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=753100 SKE48 ツアー初日の愛知県・豊橋を任されたのはチームS。当日開演前の限られた時間だが取材を受けてくれた中西優香のコメントを踏まえつつ、SKE48全国ツアーの初日を振り返っていく。  まず1曲目では開演とともに東李苑がキーボードとともに登場。「Escape」を予感したファンから歓声が上がった。この曲はSKE48の中でも屈指のダンスナンバーとして認知されている曲で「私たちは他のチームよりファンのみなさんから見て、踊ることへの印象が強いチーム。他が見せない色をSでやっていこうとみんなで共有しました」と中西が話したとおり、チームSらしいダンスでの力強さを示してくれた。  その後、「賛成カワイイ」「ごめんね、SUMMER」「制服の芽」と一気にたたみ掛ける。そして、MCのタイミングでAKB48とHKT48の全国ツアー会場と中継を繋ぎ、3会場同時での「大声ダイヤモンド」を披露。曲後の自己紹介では、大矢真那が「全国ツアーでひとつ楽しみがあって、それは各地の食べ物と巡り会うことなんです。今日は愛知県ということで特に差し入れとかもなかったんですが、いろんな地域で美味しい食べ物を食べて、幸せパワーをみなさんにお届けできたらいいなと思います」と語り、会場を笑わせた。  MC後のユニットセクションでは、北川綾巴と東李苑の6期コンビの「てもでもの涙」、山内鈴蘭、竹内舞、二村春香のチームSのセクシーチームによる「嘘つきなダチョウ」などそれぞれの魅力を引き出す構成が考えられていた。なかでも、「ウィンブルドンへ連れて行って」ではSKE48最年長の佐藤実絵子をセンターに、松井珠理奈、大矢真那が登場。普通に歌い始めると思いきや、途中で寸劇が始まる。すると男装をした中西優香あらため、テニスに夢中なイケメン中西こり君が登場し、1期生4人による学園ドラマがスタート。恋する女子高校生に扮する松井珠理奈と佐藤実絵子を、妖精に扮した大矢真那がサポートし、ふたりは中西こり君に告白をするという展開に。「“17歳の松井珠理奈”と“28歳の佐藤実絵子”。あなたはどっちを選ぶ」という妖精の問いに、中西こりくんは松井珠理奈を選択し、物語は完結する。ミュージカル調の新たな演出に会場からは笑いや「これだけでもうお腹いっぱい」というファンの声が漏れるなど満足度の高さが伺える演出だった。  全体的なセットリストへの期待感が高まるなか、ユニット後半の「わがままな流れ星」では地元・豊橋出身の松井玲奈(チームE)がサプライズ登場。会場は割れんばかりの歓声と玲奈コールに包まれた。  ユニット終わりのMCでは、会場で当日集められたファンからの要望に答える「ファンの方に聞いたムチャぶりリクエスト」が行われる。ファンのリクエストにより宮澤佐江が渡辺美優紀のモノマネをさせられるなど、内容によってはメンバーが苦悩する姿も見られ、今後の開催地でお題の難題化を恐れるメンバーもいた。MC後は「君だけにChu! Chu! Chu!」と「青春は恥ずかしい」をMIXして披露するなど挑戦的な試みもなされた。中西が「技術的なダンスも見せたい」と話していたようにDANCE BRIDGEなども交えられたセットリストは確かにチームSの魅力を引き出すものとなっていた。  後半の全体曲以外の部分では、「強き者よ」で1期、3期、移籍兼任メンバーが、「未来とは?」で4期、5期、6期、ドラフトのメンバーが登場し、そこから浮かび上がるメッセージ性が胸を厚くさせた。この後、「1!2!3!4! ヨロシク!」、「バンザイVenus」、「パレオはエメラルド」、MCをはさみ、「不器用太陽」というシングル曲の連続で本編は終了。アンコール明けには、12月10日リリースの「12月のカンガルー」のミュージックビデオがお披露目され、チームSバージョン(松井玲奈も参加)も実際に披露された。もう一曲「オキドキ」をはさみ、最後はSKE48の定番となっている「仲間の歌」で全国ツアー初日の幕は閉じた。 「なんだかんだ直前までバタバタしてしまって、各メンバー不安な部分はあると思うけど、助け合っていけたらと思います」、「チームSが最初なのでこれが全国ツアーの基盤になると思う。地元で成功できないと他県での成功はないので成功させたい」、「セットリストは私たちは自信を持って作ったけど、実際にファンの方がどう思われるかはやってみないとわからないし、不安がある」とさまざまな思いを開演前に中西が話してくれたが、チームSの良さを出し、ファンからの満足度も高い良い一歩を踏み出せたのではないかと感じたコンサートだった。 「いままで全国ツアーと銘打っていてもすべての県に行くことはできていませんでした。東北とか沖縄とか行けてない地域の方から来てほしいという声もずっとあって、どのチームが行くかは別にしても、今回こうしてすべての場所に行けるのは嬉しいです。わざわざ名古屋に行くのは大変だけど近くでやるなら行ってみるか、くらいな人でも初めての方が増えたら嬉しいです。その上で『劇場にも行きたい』と思わせるようなコンサートをしていきたいですね」とメンバーを代表して思いを語ってくれた中西。いままで行ったことのない地域で生のパフォーマンスを披露し、新たなファンの獲得はできるのか。次はチームEが11月30日に鳥取県・米子コンベンションセンターでコンサートを行う。全国ツアーを通して、SKE48がどんな成長を遂げるか注目したい。 <取材・文/ヤスオ 写真提供/AKS>
12月のカンガルー

初の全国47都道府県ツアー中のSKE48 2014年第3弾シングル!

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