更新日:2022年07月15日 17:45
恋愛・結婚

【婚活バー】真剣な出会いを求める男女が集まるバーが大賑わい

若者の4人に1人は結婚できないと言われる“結婚受難”のご時世、よりよい結婚を目指し、自分磨きに余念がない「婚活中」の人々が増えている。昨今、そんな男女をサポートする多種多様なビジネスが登場し、注目を集めている。中でも、活況を呈する新サービスを集めてみた 【婚活バー】 真剣な出会いを求める男女が集まるバーが大賑わい  “婚活バー”という愛称で呼ばれる「六本木シングルス・バーGREEN」がオープンしたのは、’08年4月。完全会員制ながら口コミや紹介を中心に人気が高まり、すでに会員数は3800人を突破。不況とは思えぬ盛況ぶりをみせている。その成り立ちについて、エグゼクティブマネージャー・本多有太氏は次のように語る。 「そもそもシングルス・バーとは、気軽に異性と交流を持てる場として、ニューヨークやロンドンでは一般的な存在なんです。ただ、あちらでは“一夜限りの相手を探す”という側面もあり、そういった風潮は日本人には合わない。そこで、名刺や身分証明書の提示を会員となる条件にした、安全かつ自然な出会いを楽しめる日本流のシングルス・バーとして、当店をオープンさせたんです」  具体的なシステムはこうだ。完全予約制で、男性のみ3150円のエントラスチャージを支払い入店。その後、気になった女性をスタッフに伝えれば、スマートに会話の場をセッティングしてくれる。同席した女性の会計も男性負担になるので、平均単価は1万5000~2万5000円だが、夜の六本木であることを考えれば高くはない値段だ。 「客層は、男性は30~40代のビジネスマンや経営者などが中心で、女性は20代後半~30代のOLがメインです。休みが不規則で出会いが少ないという、美容師や看護師といった専門職も多いですね。“婚活”を看板にしたわけではないのですが、このカジュアルな言葉が流行したおかげで、女性が来店しやすくなったのは確かでしょうね」(同)    実際、取材当日に来店していた37歳の元看護師と35歳の元保育士の女性2人組は、「『婚活』とネットで検索してここを見つけ、初めて来ました。雰囲気がオシャレだし、お見合いパーティーみたいにガツガツしてないのもいいですね」と、さりげない出会いに期待しているもよう。かたや男性客である30歳と32歳のIT系社長2人組は、「仕事関係の女性とは恋愛しにくいので、こういう店があるのは嬉しい。先日はここで仲良くなった女性と飲み会を開催したんですよ」と、出会いの拠点としてうまく活用していた。  もちろん、婚活目的の会員ばかりではないだろうが、昨年9月にここで出会い、今秋に結婚するカップルもいるという。不況下で結婚難時代を生きる男女の、選択肢の一つになりそうだ。 ■「六本木シングルス・バーGREEN」 http://www.bargreen.jp/index.html ― [婚活支援ビジネス]活況リポート【1】 ―
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