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まるで戦闘機かモビルスーツ!? 下流自動車評論家がスバル車の魅力を語る

ひとりの人間の人生に、多大な影響を与えてしまったスバル車。もし、あのときスバル車に出会っていなかったら、きっと東京に出てくることもなかった……。今なお初代インプレッサに乗り続ける下流自動車評論家・マリオ高野。彼のあり余るスバル愛をご一読いただければ幸いです。

スバルインプレッサ

水平対向エンジンという、世界でポルシェとスバルしか作っていない独創メカを搭載。排気量は1.6リッターと2リッターがあり。価格は155.4万円~

◆まるで意のままに動く戦闘機かモビルスーツ。それがスバル車の魅力なのです!

スバルのインプレッサが新型にモデルチェンジしました。4世代前の初代モデルに乗り続ける貧窮自動車ライターのマリオ高野は、スバル車に代々伝わる「運転の楽しさ」が新型インプレッサにもしっかり受け継がれていることが確認でき、天にも昇るような夢心地で至福のひとときを味わってきたのであります。

今では運転ヲタク系の自動車ライターとして生計を立てているこのマリオ高野も、実はスバル車と出会うまではバスとミニバンの区別もつかないほどのクルマ音痴人間でして、運転に楽しさがあるなんてことは、まったく想像もできませんでした。

感覚的には洗濯機や冷蔵庫と同じで、なるべく安く買えればそれでヨシ。性能はA地点からB地点への移動が普通に行えれば十分。運転は「作業」にほかならず、事故のリスクを思えば、ハンドルを握る時間は1秒でも少ないほうがイイ。山道とかを走って楽しいなどという輩は、すべて暴走族だと思っていたのです。

教習所でも運転が面白いと思ったことは微塵もなく、苦痛を伴う苦行としか思えませんでした。運転センスのなさを痛感し、そのうち他人を轢き殺すか自爆して死ぬ可能性が極めて高いと実感するも、当時は起伏の激しい奈良県で生活するには原動機がどうしても必要だったので、やむを得ず軽自動車を購入しました。

マリオ高野普通に動けば何でも良かったので、電話帳でクルマ屋っぽい店を探して電話をかけた先のスバル店で、ヴィヴィオという軽自動車を新車で購入したのですが、納車後、店から自宅へ帰るまでの数kmの道を走っただけで「ナニコレ! このクルマは運転してて楽しい! 面白い!」とビックリ仰天しました。

一言でいうと、自分の思い通りにクルマが動いてくれたことが気持ち良く、戦闘機かモビルスーツにでも乗っているかのような高揚感が得られたのでした。ヴィヴィオを買って以来、目的地への移動のためではなく、「ただ運転がしたい」というだけで無駄に走り回り、1秒でも長くハンドルを握っていられればそれで幸せが得られるようになります。当時はすでにハタチを超えていましたが、オナニーを覚えたての思春期が再びやってきたという感じです。

※【後編】に続く⇒ http://nikkan-spa.jp/116154

文/マリオ高野 写真/池之平昌信




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