偏差値45・Fラン大卒のサラリーマンが年収750万円――男35歳、低学歴ハッピーになれた理由とは?
高学歴畑の中での異色キャラクター。低学歴という弱点すらもキャラのひとつとして強みに変えてしまった内藤さんは、社内外問わず年配社員からの覚えがめでたいのだという。
「実は一昨年、あまりの業量の多さにパンクしかけてしまい、一度退職を決意したことがあったんです。でも、上司に伝えたら『仕事量も減らすから残ってくれよ』と引き留められたんです。こんな俺でも会社に必要とされているんだな、と思えて、上司の恩に報いるためにも会社に留まって頑張ることにしました」
現在の営業成績はトップでも下位でもない中間。だが焦ってはおらず、この順位あたりが、一番心地いいとも話す。
「あと2~3年したら役職をもらう年齢だけど、多分それは一流大学の同期が先。出世争いで今からギスギスしている同期たちを見ると、自分は平社員として現場で貢献できればいいかな、と思っています。そもそも今の年収でも十分すぎるくらいですし」
出世争いに疲弊する高学歴者と、現場としての覚悟を持って働く低学歴者。どちらのほうが幸せかは一目瞭然だ。
― 低学歴ハッピーと高学歴プアの境界線 ―
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