大寒日グルメで寒さに勝つ!
寒い、とにかく寒い!
そう思っているのは、記者だけではないはず。
ここ数週間は全国的に大寒波の影響で、都内でも平均気温が一桁台。北海道の陸別町ではマイナス28度を記録し、テレビニュースではバナナで釘を打っている場面や映像が流れてきた。
今月21日は大寒日と言われ、年間を通じ最も寒い日。大寒とは24節気の1つで、1年で最も寒い時期をさす。氷点下の海や湖に飛び込む人や、寒さに耐えながら己を追いこむ鍛錬を行う武道家など、様々な耐寒行事が行われている。
いやいや、そんな根性はない……。という人にオススメしたいのが、大寒グルメ。この寒気を利用した発酵食品や保存食品など、この時期ならでは伝統食品があるのだ。ということで、大寒にちなんだ主な食品をいくつかご紹介!
◆大寒卵
大寒日に産まれた卵が『大寒卵』。風水では、この卵を食べると金運と幸運に恵まれ、縁起物といわれる
◆寒中の水
この時期に採れた湧水を飲むと風邪をひかない体になるなど、古くから薬効があるという。また、日本酒や味噌などの仕込み水としても使用される
◆寒餅
腐りにくいといわれる寒中の水を使ってつくられた餅で、食べると1年間健康で過ごせるという習わしがある
◆日本酒
空気中の雑菌が最も少ないことから、1年で最も日本酒作りに適した時期。寒中の低温で酵母をゆっくり発酵させることで、まろやかな味が特徴だ
◆凍り豆腐
長野県が有名で、別名高野豆腐とも呼ばれる。豆腐を凍らせ乾燥させたもので、寒さの厳しい地方では古くから作られてきた伝統食品
さらに、百貨店では「大寒フェア」などを行っているところもあり、担当者に問い合わせてみると「寒さを乗り切るには、やはり鍋がオススメ。特にフェアならではの鍋セットを販売しているので、普段よりだいぶお買い得ですよ」とのこと。またスイーツでは、ショウガを使った期間限定商品やぜんざいなどの体を温めるホットスイーツが人気だという。
ぜひ、この時期しか味わえない商品を楽しみながら、寒さを乗り切ろう!
取材・文/吉岡俊 撮影/林健太
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