「買ってはいけない激安家電」の見分け方
さらに激安セール品の購入の際にも必要なチェックがあるという。
「買う前にまず、その商品の発売当初の価格を検索してみる。そこからAmazonなどで50%以上割り引かれている場合は原価割れしています。こういう場合は、何か処分したいよっぽどの理由があると思ったほうがいい」(同)
冒頭で紹介した被害者の声にもあった吸わない掃除機もこのケースに当てはまりそうだ。
掃除機に次いで多かったのが激安電気シェーバーに関する不満。
「2000円でネット購入したがひげだけでなく肉まで切って大変だった」(41歳・派遣業)という、恐ろしい実例も寄せられた。
「ひげ剃りの被害例でよく聞くのはネットで販売されている並行輸入品。品質表示シールにPSEマークの記載がないものもあり、それらは電気用品安全法で定められた基準を満たしていない」(田中氏)
スキンケア家電は、直接肌に触れるだけにかなりリスキー。中には発火するような粗悪品もあり、マークのない製品は極力、使用を避けるべきだという。
「ただ、安くて使える良質な家電もたくさんある。この3つのチェックさえ怠らなければ、大きな失敗はしないはずですよ」(同)
― 激安商品の闇 ―
1
2
この特集の前回記事
ハッシュタグ