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「買ってはいけない激安家電」の見分け方

―[激安商品の闇]―
記憶に新しい格安ツアー会社「てるみくらぶ」の経営破綻。激安商品で痛い目を見た人も多数出た。しかし、安くていい商品なら越したことはないと思うのが消費者の本音。これ以上はヤバいという安さのボーダーラインを探りつつ、最新激安商品の舞台裏を解明した!

原価割れと展示品チェックで使える家電を見極める!

家電

※写真はイメージです

「掃除機が3000円と安かったのでつい買ってしまったが、目に見えるゴミですら吸わない」(44歳・不動産業)という意見を筆頭に、安かろう悪かろうのイメージが漂う激安家電。その最新事情を都内家電量販店店長・田中誠氏(仮名・38歳)に聞いた。 「ジェネリック家電は、大手メーカーの部品を製造していた海外の工場に委託し、大手の過去の金型を流用して製品を作ることでコストを削減するのが特徴です。外見にお金をかけない分、中身の開発に力を注げるから安くて質もよくなっています。でもジェネリック家電に独自の機能を追加した激安家電に関しては注意が必要です」  近年はドン・キホーテ、ニトリが自社ブランドの激安家電の販売を開始。各社がオリジナリティにこだわるあまり、構造上、問題のある製品が増えてきているという。 「例えばパカッと開いて両面使えるホットプレートはヒンジに負担がかかり、ヘタりやすい。そういう可動部分がある製品は必ず店頭でチェックすること。展示品がすでにヘタっていたら長持ちしないと思ったほうがいい」(田中氏)
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激安セール品の購入の際にも必要なチェックがある
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