大谷翔平が7回1死まで完全試合の快投! 驚異の32勝48発ペース!?
「衝撃の……。」「圧巻の……。」「かつてない……。」どんな言葉も物足りないパフォーマンスだった。大谷翔平が、投手としての本拠地デビュー戦でまたもやってのけた。
自身2度目、そして本拠地アナハイムでの初先発となったアスレチックス戦に先発した大谷は、7回を91球、1安打、12奪三振と相手打線を完全にシャットアウト。開幕から10戦を終えたチームに、1987年以来となる球団史上3度目の開幕3カード連続勝ち越しをもたらした。
開幕10戦を終えた、大谷翔平の投打を並べてみよう。
投手:2先発で2勝0敗。13回を投げ被安打4、18奪三振、防御率2.08。
打者:4先発で18打数7安打3本塁打。打点7、打率.389、OPS1.310。
年間162試合を戦うメジャーリーグになぞり、10試合で2勝3発の大谷の成績を単純に16倍してみると……32勝48発ペース。これは昨年の本塁打王(59本/J.スタントン。昨季マーリンズ、今季ヤンキース)には及ばないものの、最多勝(18勝/カーショウ、クルーバーら4人)を大きく上回る。開幕10試合を終えた時点での大谷は、MLBという最高峰のステージで「投手・打者二冠タイトル」という、夢でも描けない可能性さえ想像させてしまうレベルのアスリートだ。
試合前、マイク・ソーシア監督はルーキー大谷について最高の賛辞を送っていた。「彼(大谷)は年齢を超えた成熟ぶりを見せてくれている。若くしてこの舞台にいるのだから、多くの選手たちと同じように、これからも順応すべきことに慣れていくだろう。そう、19歳でメジャーデビューして、今なお成長を続けているマイク・トラウトのようにね。翔平は自信に満ちている。自分に何が必要かを理解し、とてもとても努力を重ねている。彼には成功する素質がある」
奇しくもこの日、今季3本目のホームランを放ったマイク・トラウトは、大谷より3歳年上の26歳にして通算204本塁打を記録している怪物だ。試合後のヒーローインタビューで大谷について問われたトラウトが笑顔で語った。「今日は外野が暇だったよ(笑)。彼の投球をセンターから眺めるのは最高だね。努力を怠らず、努力を続ける素晴らしいアスリートだ」
メジャーを代表する知将(ソーシア監督)が、最高のプレーヤーと評する選手(トラウト)も認めた大谷翔平の投手本拠地デビュー戦。試合後はチャーター機で敵地テキサスに乗り込み、次なる試練の「時差」に順応することとなる。夢を超える大谷翔平のMLB挑戦は、いよいよ本格的に幕を開ける。
取材・文/小島克典(スポカルラボ)
次なる敵は「時差」
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